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DNA/トラドラ甲子園アワード全国大会、カワキタエクスが最優秀 情熱のプレゼン部門で

団体

2017/02/23 0:00

 ドライバー・ニューディール・アソシエーション(DNA、高嶋民仁理事長)は19日、トラックドライバー甲子園アワードの第4回全国大会を東京都で開催した。チーム参加の「情熱のプレゼン」、個人でエントリーする「MVD(優秀ドライバー)」の2部門を実施した。会場には出場したドライバーの同僚や家族を含め700人が来場した。プレゼン部門は当日投票を行い、優秀チームに東海近畿ブロックから出場した「レッドカーペット」チーム(カワキタエクスプレス)が輝いた。  プレゼン部門は従来、DNAが開催するトラドラアカデミーの研修成果を踏まえて出場チームを決定していたが、今回から基準を変更。同アカデミー参加の規定を外して、各社の品質改善や教育研修活動でも成果が出れば、出場を認める方式にし、2016年11月に初の全会員参加の審査会を実施。インターネットの動画投稿サイトなどを使い、関東・東海近畿・九州の3ブロックから出場した15チームから、全国大会の登壇4チームを選抜した。  最優秀に輝いたレッドカーペットのほか、関東ブロックの「私を叙々苑に連れてって!」(ウインローダー)、「ローリーイノベーター」(若林運送)の2チームと、九州ブロックの「F&H」(深田運送、博光運送の合同チーム)から3~6人の従業員が登壇。プレゼンのテーマである「我が社のオリジナリティ」について、持ち時間10分で社内改善に向けた取り組みや決意を語った。レッドカーペットでは、社内の6S(整理・整頓・清掃・清潔・躾・セーフティー)活動の深化について発表。他チームは化学薬品の輸送効率化のため、タンクに重量計を装着する業界初の試みなどを報告した。  プレゼン終了後、5人の特別審査員と来場者が①各社の独自性や強みがあるか②活動による成長と変化があるか③社内に良い影響を及ぼしたか④自分もまねたい内容か――を基準に審査した。  MVDは会員各社の経営者がドライバー個人を推薦し、各社で行っている取り組みを事前に審査。金子克彦(若林運送)、金子昌代(マイシン)、佐々木亮(関根ロジスティクス)、久布白彰(サンウエイ)、橋本高一(生島興業)の各氏を表彰した。  ステージでは、仕事への取り組み、働く意味や喜びなどを紹介するビデオを上映した。(佐々木健) 【写真=最優秀チームに選ばれて喜びを見せるカワキタエクスの川北辰実社長(左から2人目)、レッドカーペットチームのメンバーと高嶋理事長(その左)】





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