ニチレイロジ/リフト大会、15選手が技術披露 現場力生かし成長めざす
物流企業
2017/02/16 0:00
ニチレイロジグループ本社は11日、第1回全国フォークリフト運転競技大会を開催した。安全意識と顧客満足度(CS)を高めるとともに、現場力の更なる向上を目的に企画。作業委託先を含むグループでの対象者3千人の中から、各事業所内の選抜と地区予選を勝ち抜いた代表13人が出場し、ロジスティクス・ネットワーク関東地区代表の秋山講平選手(37、葵企業)が1位を獲得した。 和太鼓の演奏による景気付けで、競技大会が幕を開けた。開会式では、松田浩社長が「労働力不足や車両不足の中、昨年度(2016年3月期)は過去最高益を記録した。今年度も前年の数字を上回る見通しで推移している。選手の皆さんに代表されるような現場の方々の総力の結果だと思う」と強調。 その上で、「労働力不足が深刻化しており、現場の安全が揺らぎ始めている。経営姿勢の、お客さま第一、安全第一、品質第一』を全社で体現するために競技大会を催すことにした。皆さんは地区でナンバー1の選手。日頃の力を遺憾無く発揮して欲しい。現場力を生かして更なる成長を目指していく」と述べた。 続いて、ニチレイ・ロジスティクス関東代表の丸山康之選手(東京ニチレイサービス)が「リフトマン、リフトウーマンとして基本動作の成果を発揮する」と選手宣誓。競技(リーチフォークリフト)では各地区の予選を勝ち抜いたフォークリフトオペレーターの男女15選手が、日頃の現場作業で培った技術を披露した。 順位はエキシビションで出場した2人の女性選手を除く13選手で争われ、260点満点(技能審査200点、審査員評価50点、学科テスト10点)で採点。2位は丸山選手、3位にはキョクレイ代表の木村順平選手(吉川運輸)がそれぞれ選ばれた。(沢田顕嗣) 【写真=松田社長から優勝トロフィーを受け取る秋山選手(左)】