物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

JL東北本部、職場環境づくり学ぶ 情報ネット「使いこなす」

団体

2017/02/13 0:00

 【宮城】JL連合会の東北地域本部(金井一夫本部長)は4日、仙台市で実務者大会を開き、人材の確保や定着化などを学んだ。実務者部会(大原巧部会長)が企画・運営し、4部会(積合せ、引越、平車・重量、長距離輸送)の分科会も開催した。  講演会では、日本ビジネスコミュニケア士協会の岡本律子代表理事が「離職率が下がる職場づくり」と題して講演した。  JL連合会憲章とマナーアップ7カ条の唱和、土門文人副本部長のあいさつに続き、金井本部長が「情報ネットという武器を最大限に使いこなし、手入れし、組合員の業績アップに反映させていく。会津には『ならぬことはならぬものです』『やってはならぬ、やらねばならぬ』の教えがある。JLも、このような強い意志、柔軟な感性を持った多くの『人財』に支えられている。夢のある協同組合を目指し、共に歩いていこう」と呼び掛けた。  県中小企業団体中央会の高成田泰宏運営支援部長も祝辞を述べた。  講演会で岡本氏は若年層を分析。「ガンダム」(1979年以降)と「ONE PIECE」(99年以降)の各世代によって考え方、生活スタイルの違う点を説明。対応策として「上から目線ではなく、横から目線で話す」や「私語・雑談を増やして親密度を高める」など、離職率を下げるポイントをアドバイスした。  また、ヒューマンネットを醸成する懇親会も開催。大原部会長が「昨年発足した部会活動も前進し、機能を果たしつつある。今年も、青森(7月)、秋田(10月)で大会を予定している。仲間を誘って盛り上げていただきたい」とあいさつ。  地域本部幹事のJL山形の佐藤侑功理事長も「何事も挑戦しなければ形にならない。結果が出なくても諦めるな。継続すれば、必ず結果はついてくる。目標に向かって挑戦して欲しい」と激励した。(黒田秀男) 【写真=各世代の考え方の違いを説明する日本ビジネスコミュニケア士協会の岡本代表理事】





本紙ピックアップ

軽油引取税の暫定税率廃止、交付金継続へ展望開ける

 軽油引取税の旧暫定税率を2026年4月1日で廃止することで与野党6党が合意した。暫定税率分である1㍑当たり17円10銭の減税はトラック・バス事業者の経営安定化につながる。一方、暫定税率を原資とする運輸事業振興助成交付金…

啓和運輸、日本語学校を来春開校

 啓和運輸(川島満社長、埼玉県入間市)は2026年4月に啓和テラス日本語学校(同市)を開校する。ミャンマー、ネパール、ラオスなどから来日する外国人材を対象に、語学教育だけでなく、日本で働く力を育むことを目的とした独自カリ…

ヤマト運輸、ベトナム人年100人採用

 ヤマト運輸(阿波誠一社長、東京都中央区)は特定技能外国人制度を活用し、2027年以降、毎年、拠点間輸送を行うベトナム人大型トラックドライバー100人の採用を目指す。ベトナムで人材育成事業を展開するFPTグループと12日…

自民税調会長、振興助成法改正で対応

 自民党の小野寺五典税務調査会長は17日、軽油引取税の暫定税率の2026年4月1日の廃止に向け、「租税特別措置(租特)法の改正法案で対処したい」として、与党の税制改正議論を経て、通常国会に提出する方向性を示した。運輸事業…

オススメ記事

軽油引取税の暫定税率廃止、交付金継続へ展望開ける

 軽油引取税の旧暫定税率を2026年4月1日で廃止することで与野党6党が合意した。暫定税率分である1㍑当たり17円10銭の減税はトラック・バス事業者の経営安定化につながる。一方、暫定税率を原資とする運輸事業振興助成交付金…

啓和運輸、日本語学校を来春開校

 啓和運輸(川島満社長、埼玉県入間市)は2026年4月に啓和テラス日本語学校(同市)を開校する。ミャンマー、ネパール、ラオスなどから来日する外国人材を対象に、語学教育だけでなく、日本で働く力を育むことを目的とした独自カリ…

ヤマト運輸、ベトナム人年100人採用

 ヤマト運輸(阿波誠一社長、東京都中央区)は特定技能外国人制度を活用し、2027年以降、毎年、拠点間輸送を行うベトナム人大型トラックドライバー100人の採用を目指す。ベトナムで人材育成事業を展開するFPTグループと12日…

自民税調会長、振興助成法改正で対応

 自民党の小野寺五典税務調査会長は17日、軽油引取税の暫定税率の2026年4月1日の廃止に向け、「租税特別措置(租特)法の改正法案で対処したい」として、与党の税制改正議論を経て、通常国会に提出する方向性を示した。運輸事業…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap