物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

北海道コカ、札幌東事業所が完成 市内3事業所を統合

荷主

2017/02/06 0:00

 北海道コカ・コーラボトリング(佐々木康行社長、札幌市清田区)は、2016年4月に着工した同社北大規模の札幌東事業所(東区)を完成させ、1月27日に竣工式を行った。老朽化が進んでいた市内の3事業所(札幌中央、札幌北、札幌東、いずれも1970年代に建設)を統合した新たな営業拠点として、業務の効率化と生産性の向上を図るとともに、ワンフロア設計の事務所による社員間のコミュニケーションの円滑化を目指す。  新事業所の敷地面積は2万650平方メートル、延べ床面積8690平方メートルの鉄骨造り2階建て。製品倉庫(床面積2千平方メートル)を中心に配置することで、動線の小化と作業の集中を回避し業務の効率化を図った。更に、配送車両の安全性を確保するため、交差点の無いワンウェー動線とした。  このほか、太陽光パネルや風力発電システムを設置したほか、全館でLED(発光ダイオード)照明を採用し、環境に配慮。  更に、BCP(事業継続計画)対策の設備として、屋上には80キロワットの非常用発電機と水害を想定したキュービクル式高圧受電設備を設置。防災倉庫には、3日分の食料と防災用品を保管する。  同日行われた竣工式で、佐々木社長は新事業所について、①職場環境の改善②作業効率の向上③環境に優しい施設――を目指すとし、「自動販売機ビジネスを更に拡大していきたい」と話した。(岡杏奈) 【写真=ワンフロア設計の事務所により、社員間のコミュニケーションを円滑化】





本紙ピックアップ

暫定税率廃止法が成立

 ガソリン税(揮発油税)の暫定税率廃止法が11月28日の参院本会議で可決、成立した。ガソリン税での12月31日の廃止を規定するとともに、軽油引取税でも2026年4月1日に廃止することや、軽油の旧暫定税率廃止に当たって運輸…

農水省「備蓄米放出」、倉庫会社に保管料支援

 農林水産省は、政府備蓄米の放出に伴い本来の保管料を収受できなかった倉庫会社への支援を決めた。2025年度末までの保管料に加え、当初見込んでいなかった運送費用や、出庫を急いだことで生じた経費を支援する。その上で、同省は備…

車体課税見直し報告書、自治体の財源維持を

 総務省が設置している地方財政審議会の自動車関係税制のあり方に関する検討会(小西砂千夫座長、地方財政審議会会長)は11月21日、自動車の車体課税の見直しに当たって報告書を取りまとめ、地方自治体の財源として、引き続き重要な…

自動運転「L4」実用化PT、導入ガイドブック公開へ

 レベル4(L4、特定条件下での完全自動運転)トラックの2030年ごろの実用化に向け、大型車メーカー、大手物流事業者などで構成するプロジェクトチーム(PT)は、技術開発と走行環境の整備に向け、新東名高速道路で総合走行実証…

オススメ記事

暫定税率廃止法が成立

 ガソリン税(揮発油税)の暫定税率廃止法が11月28日の参院本会議で可決、成立した。ガソリン税での12月31日の廃止を規定するとともに、軽油引取税でも2026年4月1日に廃止することや、軽油の旧暫定税率廃止に当たって運輸…

農水省「備蓄米放出」、倉庫会社に保管料支援

 農林水産省は、政府備蓄米の放出に伴い本来の保管料を収受できなかった倉庫会社への支援を決めた。2025年度末までの保管料に加え、当初見込んでいなかった運送費用や、出庫を急いだことで生じた経費を支援する。その上で、同省は備…

車体課税見直し報告書、自治体の財源維持を

 総務省が設置している地方財政審議会の自動車関係税制のあり方に関する検討会(小西砂千夫座長、地方財政審議会会長)は11月21日、自動車の車体課税の見直しに当たって報告書を取りまとめ、地方自治体の財源として、引き続き重要な…

自動運転「L4」実用化PT、導入ガイドブック公開へ

 レベル4(L4、特定条件下での完全自動運転)トラックの2030年ごろの実用化に向け、大型車メーカー、大手物流事業者などで構成するプロジェクトチーム(PT)は、技術開発と走行環境の整備に向け、新東名高速道路で総合走行実証…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap