大阪ト協、中学生が職場体験 物流業界 認知度高める
団体
2017/02/02 0:00
【大阪】大阪府トラック協会(辻卓史会長)は1月25~27日、中学生を対象に職場体験を実施した。日本の未来を担う生徒に物流業界の仕事を体験してもらい、業界の認知度を高めるのが狙い。 門真市立第四中学校から2年生の男子生徒3人が、互幸運輸(池田泰則社長、門真市)に集合。 初日の午前中、大阪ト協の佐藤高司交通・環境部長がトラック業界やトラック協会についてレクチャーした。国民の生活を支えているトラック業界、若くして活躍しているドライバーを紹介するビデオを上映。「深夜労働は大変そう」といった感想が聞かれた一方、「一日中パソコンを触る職業より楽しそう」という声も上がった。 午後からは、互幸運輸の村上優統括部長が事務所内の仕事を紹介。村上氏は慌ただしく鳴り響く電話をさばきながら指示を出し、生徒は取引先への簡単なデータ送付や資料整理などにチャレンジした。 初日を終えた生徒は「トラックは何でも運ぶということに驚いた」「1人でたくさんの電話をさばく姿が凄かった」「運送会社には運転以外にも様々な仕事があることが分かった」と述べた。 2日目は高圧洗浄機を用いたトラックの洗車や、ワックスなどを使った整備も体験。最終日には終了証が授与された。 佐藤氏は「今後とも大学生など若者に向けた取り組みを積極的にしていきたい」と話した。(吉添高志) 【写真=事務所内の仕事を説明する互幸運輸の村上統括部長】
