埼ト協川越支部、50年後へ引き継ぐ 40周年 地位向上へ団結
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2017/02/02 0:00
【埼玉】埼玉県トラック協会の川越支部(長窪信也支部長)は1月20日、創立40周年記念祝賀会を開き、トラック運送業界の社会的価値向上に向け団結を誓った。 長窪支部長は「運送業界の歴史を振り返ると、バブルの好景気から物流二法の規制緩和やリーマン・ショックを経て、現在、人手不足の厳しい時代を迎えている。我々の業務は高い公共性があり、社会の中で存在価値を高めなくてはならない。とり年は人も物も動く年。50年後の将来までに引き継いでいける業界を構築しよう」と呼び掛けた。 川越市の川合善明市長のあいさつの後、本部の鳥居伸雄会長は「川越支部は、県内で最も早く設立された。昔は働けば、働くほど褒められたが、今は働き方そのものを見直す時代に入っている。時短を進めるには、適正な運賃収受が不可欠。それには個々の事業者の対応が重要になる。事業者の改革に、埼ト協がどのようなサポートをすべきか、皆さんの声を伝えて欲しい」とあいさつした。 川越市に対し、児童の通学路安全対策費用を贈呈。長窪氏が川合氏に目録を手渡した。 式典には、埼ト協西部ブロック協議会(久保務会長)の所沢(久保支部長)、小川・松山(瀧澤良一支部長)、朝霞(大塚節男支部長)、いるまの(江原信行支部長)の各支部から代表が出席。和太鼓の演奏と獅子舞が披露され、新たな年の門出と今後の飛躍を祝った。(佐々木健) 【写真=和太鼓演奏を披露】