東北倉連&宮城倉協、庫腹量過剰など懸念 プロ野球 楽天・与田コーチが講演
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2017/01/30 0:00
東北倉庫協会連合会(黒川久会長)と宮城県倉庫協会(同)は20日、新春講演会と賀詞交換会を開いた。 講演会は中小経営革新委員会(太宰栄一委員長)が企画し、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの与田剛投手コーチが「野球界の舞台裏とリーダー論」と題して講演。与田氏はドラフト1位で入団した中日ドラゴンズで剛速球のストッパーとして活躍し、新人王に輝いた時代から、楽天コーチに就任した現在までを振り返った。 その中で、中日では星野仙一氏、千葉ロッテでは広岡達郎氏、阪神タイガースでは野村克也氏ら球界を代表する監督の下で、現役時代を送ったエピソードなどを披露。その経験を生かして「楽天を優勝に導きたい」と語った。 賀詞交換会で、黒川会長は「経営は厳しさを増している。当協会がまとめた貨物動向をみると、回転率は前年を上回るものの、入庫高、出庫高、保管残高が前年を下回る傾向にある。今年は燃料価格高騰やトランプ革命による先行き不安に加え、大手不動産会社の大型物流施設建設による庫腹量の過剰のほか、更なる物流効率化への要求が懸念される」と分析。 その上で、「情報の提供や会員相互の交流促進を図り、物流効率化などの課題克服に向けた土壌づくりや経営基盤の強化に取り組む」と活動方針を示した。東北運輸局の尾関良夫局長、日本倉庫協会の富取善彦理事長が祝辞を述べ、宮城倉協の佐藤武司副会長の乾杯発声で懇親会に移った。(黒田秀男) 【写真=乾杯の発声を行う佐藤副会長(右端)と黒川会長(前列右)、東北楽天ゴールデンイーグルスの与田投手コーチ(左端)ら】