三ト協、働くトラックフェスタ 大雪の中 親子連れ2500人
団体
2017/01/26 0:00
【三重】三重県トラック協会(小林俊二会長)は15日、メッセウイング・みえ(津市)で「働くトラック環境フェスタ」を開催した。2016年度のトラックの日の行事として、青年部会(村木尚哉部会長)が企画・運営を行った。この日は大雪にもかかわらず、親子連れなど2500人が来場した。 前日の14日から、三重県など東海地区は記録的な大雪に見舞われ、一部の高速道路が通行止めとなったほか、事故も多発。交通アクセスへの影響を見越し、辻定前部会長や三ト協事務局などの多くのスタッフが、準備のため前夜から津市内に宿泊した。 村木部会長が「あいにくの雪となったが、会場内は熱い。皆さんの力でフェスタを大いに盛り上げていただきたい」とあいさつ。鈴木英敬県知事は、交通情勢を説明し、路面凍結などへの注意を呼び掛けた上で、「雪の中をお越しいただき、感謝している。イベントを一日楽しんで欲しい」と述べた。 村木氏が指導する和太鼓チーム「楠っ鼓流星」、三ト協適正化事業部の若林祥人課長代理らの「美里龍神(りゅうじん)太鼓」が、勇壮な響きで会場のムードを高め、「子供免許証」の交付やトラック綱引きが行われた。三ト協の公式マスコットキャラクター「トラッコ」などが応援する中、親子連れが力を合わせて大型トラックを引っ張った。 また、岐阜県トラック協会青年部会の山田有恒部会長が、自社(恵武急便)のラッピングトラックを提供。中部ブロック青年部協議会(広瀬和秀代表幹事)が実施した絵画コンクールの各県大賞作品5点が描かれた車両で、来場者の注目を集めた。更に、今回協賛した三重県産業廃棄物協会青年部会(光友裕昭部会長)が、分別を行うリサイクルステーションやパッカー車を展示した。 小林会長は「近年、これほどの大雪は記憶に無いが、多くの親子が来てくれてうれしい。将来の人手確保に向けて、トラックの仕事をPRすることはとても重要。このようなイベントの果たす役割は大きい」と話した。(星野誠) 【写真=親子連れが力を合わせて大型トラックを引っ張る】