大沢運送/西日本センター、第13号倉庫が竣工 保管効率・利便性に配慮
物流企業
2017/01/23 0:00
【滋賀】大沢運送(大澤隆社長、埼玉県東松山市)は12日、西日本物流センター(滋賀県東近江市)に建設を進めていた第13号倉庫の竣工式を行った。大澤社長は「存分に活用し、顧客の力になれるよう、今後も努力したい」と述べた。(小菓史和) 鉄骨造り平屋建ての普通倉庫で、床面積1976平方メートル。天井高最大8.7メートル、床面の耐荷重1平方メートル当たり9トンを確保し、重量のある荷物にも対応できる。保管効率と作業の利便性に配慮し、中央部に柱の無い構造を採用するとともに、大型トラックが直接乗り入れられるシャッター式の出入り口を2カ所設けた。 前面に幅12メートルのひさしを設置、降雪時や雨天でも天候の影響を受けず、大型車を横付けして荷役ができる。省エネルギーにも配慮し、照明は全てLED(発光ダイオード)を使用している。西日本センターは、国道8号や307号、名神高速道路・八日市インターチェンジに近く、近畿の各府県や中部、西日本、北陸へのアクセスが良い。 神事の後、大澤浩名誉会長、大澤社長らがテープカットし、竣工を祝った。続いて、第1号となる荷物が到着、従業員らの拍手に迎えられ、庫内へと運び込まれた。 大澤会長は「皆さんの協力で立派な倉庫が完成した。思えば、滋賀県に拠点を設けたのは23年前で、従業員の安全運行と健康管理に役立てるためだった。近江商人の『天びん商法』の精神に学び、新倉庫を有効活用し、顧客のニーズに応えることで、会社の発展と従業員の幸せにつなげたい」と話した。 また、大澤社長も「2013年から毎年、大規模工事を重ねてきたが、敷地面積は2万3090平方メートルと広く、まだ余裕がある。今後も、倉庫建設や既存施設のリニューアルに取り組み、滋賀を中心に西日本で更なる飛躍が図れるよう努めていく」と決意を語った 【写真=近畿の各府県や中部、西日本、北陸へのアクセスが良い】