プロロジス、東京・大田マルチ型施設改装 就業環境を改善
産業
2017/01/23 0:00
プロロジス(山田御酒社長、東京都千代田区)は16日、マルチテナント(複数企業入居)型物流施設プロロジスパーク東京大田(大田区、7階建て・延べ床面積9万7200平方メートル)の改装工事を始めた、と発表した。トラックドライバーやテナント従業員の就業環境改善が目的で、12月に完了する見込み。 休憩スペース、喫煙所、飲料・食料の自動販売機コーナーなどを備える共用棟を新設。無線LAN「WiFi」や有線放送を導入するほか、天気予報、ニュース速報を表示するデジタルサイネージも設置する。 施設の外壁は、隣接する野球場など周囲の景観と調和するデザインとし、エントランスは明るく開放的な空間とする計画。女性用の洗面所には広いパウダースペースを設ける。 更に、非常時におけるテナントの事業継続をサポートするため、LED(発光ダイオード)照明、非常用電源などを採用。工事期間中、テナントは通常通り操業できる。 改装プラン策定に当たっては、テナント企業やテナント従業員へのアンケートを参考にした。プロロジスでは今後、物流施設の新規開発とともに、既存施設の設備充実化やリニューアルも検討していく。(吉田英行) 【写真=休憩スペースなどを備える共用棟を新設(完成予想図)】