CRE、「ロジスクエア千歳」開発 来年1月 航空貨物の拠点に
産業
2017/01/19 0:00
シーアールイーは11日、物流施設「ロジスクエア千歳」(北海道千歳市で)の開発に着手した、と発表した。テナント企業は既に確定しており、専用センターとして2018年1月の竣工を目指す。 新千歳空港から8.3キロ、道央自動車道(道央道)の新千歳空港インターチェンジからは2キロに位置し、航空貨物の物流拠点として高いポテンシャルを持つ。更には、札幌エリアと苫小牧港との中継点に立地するなど、空、海、陸の全輸送モードに対応する戦略的拠点としてメリットが見込めるという。 敷地面積が4万9600平方メートル、鉄骨造りの平屋建てで、床面積は2万800平方メートル。マスタープラン(基本計画)では、東西の両面に計64台の大型車両が同時接車可能なトラックバースを配置するほか、車両動線は出入り口を分けるワンウェー方式を採用。また、80台以上の大型車両が待機できるスペースを確保することで、効率的な入出庫オペレーションを実現する。 このほか、寒冷地対策としてロードヒーティングや樋ダクトヒーターなど凍結防止用設備の導入に加え、断熱性の高いサンドイッチパネルと樹脂サッシの採用も予定。併せて、敷地内に堆雪スペースの確保を計画するなど、降雪時でもオペレーションが滞らないよう配慮する。(沢田顕嗣) 【写真=凍結防止用設備を導入(完成予想図)】