G物流パートナー会議、持続可能な物流を構築 4グループに大臣表彰
団体
2017/01/02 0:00
経済産業、国土交通の両省、日本ロジスティクスシステム協会(JILS、遠藤信博会長)、日本物流団体連合会(工藤泰三会長)は12月14日、第15回グリーン物流パートナーシップ会議(杉山武彦世話人、成城大学教授)を開き、国交・経産両大臣、国交省物流審議官、経産省商務流通審議官の各表彰の受賞者に表彰状を授与した。 冒頭、杉山氏は「従来からの二酸化炭素(CO2)排出量削減に加え、前回(15年度)から新たに生産性向上などによる持続可能な物流体系の構築や、荷主と物流事業者の連携だけでなく、荷主同士、物流事業者同士の取り組みも表彰の対象となった。労働力不足が懸念されている中、一層のグリーン物流の取り組みを進めて欲しい」と呼び掛けた。 石井啓一国交相は「パリ協定の締結で環境負荷低減の取り組みが一層求められていることに加え、労働力不足にも対応した物流が必要とされている。(皆さんの取り組みで)持続可能な物流が実現するよう期待している」と話した。 各表彰やグリーン物流パートナーシップ会議特別賞の受賞者に、表彰状を授与。「持続可能な食品物流の実現を目指した食品企業物流プラットフォームの構築と運営(F-LINEプロジェクト)」に取り組み、国交大臣表彰を受賞した味の素など10者によるグループをはじめ4組が、事例を発表した。(田中信也) 【写真=国交大臣表彰受賞者の10者によるグループに表彰状を手渡す石井国交相】