パロマ、鉄道コンテナを紅白にラッピング 環境負荷低減アピール
荷主
2017/01/02 0:00
大手ガス器具メーカーのパロマ(小林弘明社長、名古屋市瑞穂区)は2016年12月から、鉄道コンテナ2個に自社ロゴマークのラッピングを施し、工場間輸送に投入している。 ラッピングした鉄道コンテナは、赤ベースに白いロゴ、白ベースに赤いロゴの2種類で、いずれも鮮やかな色合いが特徴。紅白2個がセットで並ぶと、まるでお祝いムードを漂わすかのようになる。 パロマ総務・広報グループの高橋卓良氏は「発色が良い高品質の塗料を使用したので、とても美しく仕上がった。新年を意識した紅白カラーではないが、たまたま年末年始で絶好のタイミングになった。鉄道マニアの間でも話題になっているようで、彼らが撮影した写真や動画が、既にインターネット上でアップされている」と明かす。 2個のラッピングコンテナは、電装基盤やハーネスなどの部品を製造する北海道工場(北海道登別市)から、製品の組み立てを行う東海地区の各工場への幹線輸送に活用。輸送業務を担う多治見通運(関谷寛社長、岐阜県多治見市)とともに、環境負荷の少ない鉄道貨物輸送のメリットを広くアピールする。 多治見通運の西尾秀起通運部長は「パロマとの仕事でエコレール協賛企業に認定されるなど、鉄道利用による環境負荷低減で力を合わせてきた。ラッピングコンテナが注目されれば、更なるPRにつながると思う。荷主企業のロゴマークを背負う我々の責任も重大で、より一層気を引き締めて安全運行に努めたい」と話している。(星野誠) 【写真=紅白のラッピングコンテナ】