新潟丸和運輸/安全会議、冬場は焦らず運行 遅延時 報連相を徹底
物流企業
2017/01/02 0:00
【新潟】新潟丸和運輸(和田正敏社長、新潟市東区)は12月5日から3日間、年末年始の繁忙期に向けた安全会議を行った。5、6の両日は、新潟県警交通部高速道路交通警察隊の佐藤吉光警部補が、冬季の事故事例を基に、事故防止対策について話した。7日は、同部交通企画課の羽豆元一課長補佐が担当した。 7日の会議では、同社運行管理課の野瀬直樹氏が「11月は、車両事故が10件と非常に多かった。大半が非常に小さな事故やもらい事故だが、油断せず1件でも減らすために努力しよう。冬場は路面状態が悪く、時間通りに到着できないこともあるだろう。決して焦らずに運行し、遅れる場合は報連相を徹底して欲しい」と和田社長のメッセージを代読した。 同課の伊藤隆司課長は、11月の事故発生状況を分析。交差点付近での安全確認や、事故後の正しい対応について説明した。 羽豆氏は、歩行環境シミュレーター「わたりジョーズ君」を使用し講演。歩行者側の心理や、事故が起きやすい環境などを分析した。ドライバーからは「雪道の再現度の高さに驚いた。降雪時は視界が悪くなるので、歩行中の高齢者、道路横断者に注意して業務に当たりたい」との声が上がった。(渡辺耕太郎) 【写真=歩行環境シミュレーターを使用し講演する新潟県警交通部の羽豆課長補佐(右)】