沖縄急送、緑化活動で地域に潤い 「フラワー道路」広がる
物流企業
2016/12/22 0:00
【沖縄】沖縄急送(富里正治社長、沖縄県浦添市)では、労働安全衛生委員会の美化グループが中心となり、職場や近隣道路の緑化活動に取り組んでいる。 ガーデニングが趣味の富里社長が、プランターで花づくりを始めたのがきっかけ。管理職やドライバー、女性事務職員など、園芸好きの社員有志が集まり、4年前から美化グループとして活動している。 本社玄関には、沖縄三大名花のサンダンカが深紅の花を咲かせている。職場内にはピンクのブーゲンビリア、鮮やかなオレンジのマリーゴールドなど様々な植物を置き、来客のめを楽しませ、従業員の疲れを癒す。本社に隣接する道路の緑地地帯では、自治体や園芸指導団体とタイアップし、1年を通じてヒマワリやアサガオなどの花を栽培している。 現在は、浦添市から提供を受けたマリーゴールドなどの花を植え付け、地域に潤いを与えている。沿道では、同社の取り組みに賛同する企業が増え、「フラワー道路」と銘打った地域ぐるみの道路緑化活動に広がっている。 富里社長は「花が増えるにつれ、職場の雰囲気が和やかになった。幹部や従業員が協力し、花を育てることで連帯感が強まった。春先は特に花が美しい季節。多くの方に楽しんでいただきたい」と話す。(上田慎二) 【写真=本社隣接の道路の緑地帯では、1年を通じて花を栽培】