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名古屋東部陸運、第2倉庫が竣工 1日当たり80便運行

物流企業

2016/12/22 0:00

 名古屋東部陸運(小幡輝雄社長、愛知県豊田市)が建設を進めていた豊田東物流センター(同市)の第2倉庫が13日、竣工した。  2013年に完成した第1倉庫に隣接。自動車部品のプレス・樹脂製品などを手掛けるサンワインダストリー(荒川将司社長、同)が、県内5カ所で製造する部品の集約センターとして、物流効率化を手助けする。  新倉庫は、鉄骨造り平屋建て、延べ床面積3千平方メートル。今回の竣工で、物流センター全体の敷地面積が8500平方メートルになり、延べ床面積は第1倉庫の2800平方メートルと合わせて5800平方メートルに拡張した。一日当たり80便の運行を計画しており、センター全体では114便を見込む。施工は名古屋東部陸運のグループ会社、メイダイ(中島栄治社長、同)が担当した小幡社長が「施設の完成で、近隣の方にはますますお世話になる。様々な提案を盛り込んだので、末永く利用してもらいたい」とあいさつ。  サンワインダストリーの荒川義泰会長は「名古屋東部陸運には、当社の製品を数多く運んでもらっている。この施設をしっかり活用して発展につなげていくので、今後も良い関係を続けて欲しい」と述べた。  豊田東物流センターは、名古屋東部陸運が主力とする自動車部品以外の貨物を扱う初めての施設として13年に稼働。その後、本社を置く豊田市北部に県内の物流施設が集中していたのに対し、南部を拠点として新たな貨物の獲得を目指していた。  小幡哲生専務は「しっかりした仕事で、ここに集約して良かったと思ってもらえるよう20年、30年先までパートナーの関係を築いていきたい」と語った。(梅本誠治) 【写真=竣工した豊田東物流センターの第2倉庫】





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