物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

誠和梱包運輸、トラックの役割をPR 交安教室を初開催

物流企業

2016/12/15 0:00

 【広島】誠和梱包運輸(畦淳造社長、広島県呉市)は6日、黒瀬川河川防災ステーション(同市)で、郷原小学校の6年生80人を対象に交通安全教室を開いた。社会貢献の一環で、同社が交安教室を実施するのは初めて。(江藤和博)  地元の広警察署や広交通安全協会のほか、広島県トラック協会呉支部の青年部会(浜谷博文部会長)の会員6人が運営に協力。集まった児童を前に、芳川雅行校長が「誠和梱包運輸さまから『何かできないか』との申し出をいただき、関係者と何度も話し合って準備を進め、この会が実現した。大きな車ほど歩行者には分からない危険があり、それを体験できるのはありがたいこと」とあいさつした。  児童を40人ずつ2班に分け、運転席に乗っての死角体験と実車による内輪差の実験を実施。内輪差の実験では、誠和梱包運輸の畦智晴氏が紙のスライドを使いながら「パン一つ作るのに何台ものトラックが道路を走っており、物流は血液と同じ。我々、運送会社がモノを運ばなくなったら、皆のところに何も届かなくなる」とトラックの役割をアピール。  その後、学校の近くの交差点を再現した模擬交差点にトラックを走らせ、ダミー人形を巻き込む実験を行った。  また、川本数彦営業課長が自転車で模擬交差点を渡り、左折するトラックにひかれそうになる実験で、内輪差や死角の怖さを体感してもらった。川本氏とトラックがぶつかりそうになる場面では、児童だけでなく安全協会母の会のメンバーからも大きな悲鳴が上がった。児童全員にお菓子や鉛筆、ノートなどをプレゼント。また、広署もプロ野球チーム広島東洋カープのリストバンドを贈り、安全を呼び掛けた。 【写真=左折するトラックにひかれそうになる実験では大きな悲鳴が上がる】





本紙ピックアップ

政府/中堅企業支援策、物流GX・DXなど推進

 政府は17日、中堅企業の支援に関する関係府省庁の2024年度の施策方針を明らかにした。国内投資拡大・イノベーション促進に向けては、モーダルシフトや共同配送、業務の自動化といった物流分野でのGX(グリーントランスフォーメ…

全ト協調べ/営業用トラック事故件数23年、死亡が7年ぶり増

 全日本トラック協会(坂本克己会長)が17日発表した、営業用トラックの2023年の交通事故統計分析によると、死亡事故件数は199件(前年比30件増)と7年ぶりに増加した。1万台当たりの死亡事故件数は「トラック事業における…

福岡ロジテック、中継輸送を本格導入へ

 九州と関東方面の長距離輸送を行う福岡ロジテック(永山浩二社長、福岡県宇美町)は、九州―関西・中部の運行で中継輸送の導入を検討している。中部向けの輸送では2、3月、岡山県に中継地点を設けて実験輸送を行ったところ、ドライバ…

愛知ト協/自動車整備人材連と協定、整備士養成へ教材贈呈

 愛知県トラック協会(寺岡洋一会長)は18日、愛知自動車整備人材確保・育成連絡会(古橋靖弘会長)と「自動車整備士養成施設への教材供与に関する協定」を締結した。これを受け、愛知ト協の会員事業者である中京陸運(石川繁夫社長、…

オススメ記事

政府/中堅企業支援策、物流GX・DXなど推進

 政府は17日、中堅企業の支援に関する関係府省庁の2024年度の施策方針を明らかにした。国内投資拡大・イノベーション促進に向けては、モーダルシフトや共同配送、業務の自動化といった物流分野でのGX(グリーントランスフォーメ…

全ト協調べ/営業用トラック事故件数23年、死亡が7年ぶり増

 全日本トラック協会(坂本克己会長)が17日発表した、営業用トラックの2023年の交通事故統計分析によると、死亡事故件数は199件(前年比30件増)と7年ぶりに増加した。1万台当たりの死亡事故件数は「トラック事業における…

福岡ロジテック、中継輸送を本格導入へ

 九州と関東方面の長距離輸送を行う福岡ロジテック(永山浩二社長、福岡県宇美町)は、九州―関西・中部の運行で中継輸送の導入を検討している。中部向けの輸送では2、3月、岡山県に中継地点を設けて実験輸送を行ったところ、ドライバ…

愛知ト協/自動車整備人材連と協定、整備士養成へ教材贈呈

 愛知県トラック協会(寺岡洋一会長)は18日、愛知自動車整備人材確保・育成連絡会(古橋靖弘会長)と「自動車整備士養成施設への教材供与に関する協定」を締結した。これを受け、愛知ト協の会員事業者である中京陸運(石川繁夫社長、…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap