物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

上野輸送、中長期展望 壁新聞に テーマ「3年後の自社」

物流企業

2016/12/15 0:00

 上野輸送(上野善社長、川崎市川崎区)では、毎年6~9月に実施しているドライバー研修で作成した壁新聞を、台場事業所(東京都港区)の会議室に掲示し、ドライバーが描く中長期展望を社内で共有している。  研修は入社10年未満のドライバーを対象に、本社の研修施設で開催。全国27カ所の事業所から集まったドライバーが4人程度のチームに分かれ、与えられたテーマについてディスカッションする。  今年のテーマは「3年後の自社」。中長期展望を話し合い、手書きの記事と写真で壁新聞形式にまとめ、発表した。  あるチームはローリー輸送のリーダーカンパニーとしての「上野ブランド定着」を目標に掲げ、具体的な取り組みとして「水素、牛乳、LNG(液化天然ガス)など新規事業の推進」「事業所拡大」「完全無事故」「品質向上」などを挙げた。  また、別のチームは「運転、荷役において得意先から確固たる信頼を得る」「確立された社内教育マニュアルで、多数の優秀な乗務員を輩出する」「石油業界と関係の無い方々にも安全・丁寧な運転で評価される」といった目標を示した。  壁新聞は一定期間、会議室に掲示した後、縮小版をファイルに保存。社内で共有を図るとともに、記録としても残している。





本紙ピックアップ

公取委と中企庁、研究会発足

 公正取引委員会と中小企業庁は、サプライチェーン(SC、供給網)全体での適切な価格転嫁の取引環境実現に向けた官民の検討を開始した。現状の買いたたき規制の執行強化に加え、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正を視野に、「…

北海道半導体人材育成推進協、物流課題調査へ検討会

 北海道で半導体関連産業の基盤強化を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」は、関連する物流課題を調査するとともに、専門の検討会を設ける。秋ごろをメドに初会合を開き、年度内に現状の課題と対応策を整理する。18日、札幌市…

ヤマトオートワークス、事業者の最適稼働に貢献

 ヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)は「稼働を止めない」を掲げ、物流・運送事業者のアセットの最適稼働に貢献している。整備計画や実績はデジタルデータで顧客と共有し、営業担当が顧客を月1回訪問して掛かったコス…

北陸道開通後/NEXCO調べ、農水産品の輸送量8倍

 中日本高速道路と東日本高速道路のNEXCO2社が19日発表した北陸自動車道に関する調査によると、部分開通された1972年から50年で、北陸から全国に向けた農水産品の輸送量が8倍に増えたことが分かった。新潟、富山、石川、…

オススメ記事

外国人労働者雇用、「社会全体の適応」重要

 人手不足を背景に、外国人労働者の採用が増えている。永住権のある外国人の採用をはじめとした従来の雇用の枠組みに加え、外国人在留資格の「特定技能制度」に自動車運送業が追加されるなど、様々な背景の外国人労働者が活躍できるよう…

公取委と中企庁、研究会発足

 公正取引委員会と中小企業庁は、サプライチェーン(SC、供給網)全体での適切な価格転嫁の取引環境実現に向けた官民の検討を開始した。現状の買いたたき規制の執行強化に加え、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正を視野に、「…

北海道半導体人材育成推進協、物流課題調査へ検討会

 北海道で半導体関連産業の基盤強化を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」は、関連する物流課題を調査するとともに、専門の検討会を設ける。秋ごろをメドに初会合を開き、年度内に現状の課題と対応策を整理する。18日、札幌市…

ヤマトオートワークス、事業者の最適稼働に貢献

 ヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)は「稼働を止めない」を掲げ、物流・運送事業者のアセットの最適稼働に貢献している。整備計画や実績はデジタルデータで顧客と共有し、営業担当が顧客を月1回訪問して掛かったコス…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap