シジシージャパン、静岡に生鮮センター 日産1万パック超を供給
荷主
2016/12/12 0:00
全国の中小スーパーマーケットで構成する協業組織のシジシージャパン(堀内淳弘CGCグループ代表、東京都新宿区)は8日、年末合同会見を開き、2017年2月期の活動進ちょく状況を説明した。物流の取り組みでは、初の生鮮プロセスセンター(PC)を静岡県掛川市に11月に稼働させたと報告した。 2階建てPCはニチレイロジグループのロジスティクス・ネットワーク(滋野泰也社長、東京都中央区)が運営。1階がチルドの配送センター、2階は加工場として機能させている。現在は牛、豚、鶏を合わせた約120SKUを取り扱っており、来秋までに日産1万3千パックの供給を目指す。 更に、埼玉県と神奈川県にも生鮮PCの開設を計画しており、近い将来には3カ所のPCで関東・東海地区をカバーする仕組みを構築する構想だ。 併せて、埼玉県で運営しているセンターから九州の関係会社のセンターまで鉄道を使ったモーダルシフトを推進していることを説明。 また、公正取引委員会から9月に下請代金支払遅延等防止法の規定に基づく勧告を受けたことについて、社内研修の実施などを通じてコンプライアンス(法令順守)の徹底に努めていく考えを示した。(沢田顕嗣) 【写真=1階がチルドの配送センター、2階は加工場として機能】