山三石油運輸、事故防止意識を向上 安全教室 健康管理が課題
物流企業
2016/12/12 0:00
【愛知】山三石油運輸(米花立美社長、愛知県豊川市)は11月27日、自社の全ドライバーを対象に、安全教室を開いた。1991年に開始した取り組みで、今年26年目。毎回、荷主となる石油製品商社などと協力し、ドライバーの事故防止意識を向上させている。 米花社長が「トラック業界では、高齢ドライバーの事故増加が問題になっている。当社も平均年齢は51歳。健康管理が喫緊の課題となっている。長く健康に働いてもらうためには、社内環境の整備と併せて皆の理解が必要。今日の講演を参考にしてもらいたい」とあいさつ。 続く表彰では、永年勤続無事故と合わせ、独自に設定している運輸安全マネジメントの取り組みで優秀な報告を提出したドライバーに、賞状と副賞を贈った。 教室は3部制で実施。初めに豊川消防本部の横田亘史消防士長が、危険物輸送の安全について解説した。続く第2部では、ヘルスケアネットワークの作本貞子副理事長が、ドライバーの健康管理と事故防止のポイントを示し、腰痛や生活習慣病予防に効くリフレッシュ体操を指南した。 第3部はグループに分かれ、アスアのインストラクターにハザードマップ作成による事故防止を学んだ。自社のドライブレコーダー映像を使用したKYT(危険予知トレーニング)も行い、後は安全宣言の唱和で締めくくった。(梅本誠治) 【写真=グループに分かれハザードマップを作成】