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日本WeP流通、産直品「青空朝市」開く 地域奉仕 格安で提供

物流企業

2016/12/12 0:00

 【東京】日本WeP流通(細村保夫社長、東京都武蔵村山市)では、地域住民への感謝を示すため、野菜などの産直品を集めた「青空朝市」を開いている。  大手スーパー向けの三温度帯物流が主力事業だが、2014年に大田市場内に大田流通営業所(大田区)を開設。生産農家と中小スーパーを直接結ぶ食品流通部門の売り上げが伸びており、今回の食材もそのネットワークで調達した。  最初に実施したのが10月中旬の2日間で、折からの悪天候などで農産物の収穫が軒並み悪化し、野菜の価格が高騰していた時期。地域奉仕イベントとして企画し、周辺3千世帯にチラシを配ったところ、2千人近くが集まった。  野菜詰め放題1袋300円で、旬の野菜や果物を提供。北海道産のタマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどの不作が伝えられていた野菜から、リンゴやカキなどの果物のほか、秋田や新潟、山形の各県などからの銘柄米の新米を並べた。会場として本社駐車場を開放し、普段付き合いのある生産者から「地域奉仕のお祭りだから、今回は特別」と格安で提供を受けた。  もともと、そうした生産者の多くは、独自開発した活水器「ハイエット」導入による農業指導で20年近くの交流があり、その信頼の中で格安食材を集められた。  今回のイベントを企画した佐久間英和会長は「小売りに参入した以上、我々でなければ出来ない品質や価格を意識した。お陰で盛況なイベントになり、来場者からも『助かった』との言葉を頂けた。今後は年4回、季節のイベントで開催したい」と話している。(佐々木健) 【写真=周辺3千世帯にチラシを配ったところ、2千人近くが来場】





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