物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

玄海産業、ダンプ車9割を大型化 輸送合理化でCS追求

物流企業

2016/12/08 0:00

 【福岡】玄海産業(伊藤源二社長、北九州市小倉北区)は、主力のダンプ車両(70台余)の90%を大型化し、輸送の合理化で顧客満足度(CS)を追求している。2017年3月、ダンプ車のセミトレーラ(3軸)の25トン車を5台導入する予定だ。15年に6台増車しており、車両大型化を加速させている。(武原顕)  ダンプ業界の将来的な輸送システムの変動を予想し、早くからフルトレーラ、セミトレーラ、海上コンテナシャシーをダンプ式に転換できるハイリフトカプラ・トレーラなどを導入してきた。  現在、大型ダンプ、平ボディー(シングルトラクタ、3軸重トレーラ、セミトレーラ)など100台を超える車両を保有。コークス、セメント、石灰石など工業用原材料輸送を中心に手掛け、産業廃棄物収集・運搬を強化し、リサイクル事業などを中心に輸送分野を拡充している。  同社では、錆(さび)など微細異物の混入防止のため、全車両にステンレスボディーを採用。デジタルタコグラフとドライブレコーダーを装着し、長距離フェリー航送の活用で、安全、環境に配慮した事業経営に努める。  伊藤社長は「顧客優先の姿勢を堅持し、輸送合理化をはじめ、安全、環境に配慮した輸送体制の在り方を追求していきたい。長時間労働の抑制や待遇改善など、安心して働ける職場環境の整備にも全力で取り組んでいる」と話す。 【写真=大型ダンプ、平ボディーなど100台を超える車両を保有】





本紙ピックアップ

神戸港/海コン輸送車両 の長時間待機、CTも是正指導対象

 神戸港の一部のコンテナターミナル(CT)で常態化している海上コンテナ輸送車両の長時間待機について、近畿運輸局のトラック・物流Gメンから「CTも是正指導の対象」という見解が明示された。兵庫県トラック協会の海上コンテナ部会…

国交省/ドローン「多数機同時運航」普及へ、年度内に指針策定

 国土交通省は、1人の操縦者がドローン(小型無人機)を複数機運航する多数機同時運航の普及拡大に向け、運用に関するガイドラインを策定する。関係者などで構成するスタディーグループ(勉強会)で取り組み事例や課題を踏まえ、年度末…

クリエロジプラス、マルチ型倉庫が完成

 穴吹興産(穴吹忠嗣社長、高松市)を中核会社とする、あなぶきグループで物流アウトソーシング(外部委託)事業を手掛けるクリエ・ロジプラス(植丸耕治社長、同)が高松市春日町に建設していたマルチテナント(複数企業入居)型営業倉…

クレディセゾン/請求代行サービス、運送業者むけ提案強化

 流通系カード大手のクレディセゾンは、企業向けの請求・代金回収代行サービス「セゾンインボイス」の運送事業者向け提案を強化している。運賃・作業料金などの売掛金を支払期日前に調達でき、手数料も抑えられることから、運送業界での…

オススメ記事

神戸港/海コン輸送車両 の長時間待機、CTも是正指導対象

 神戸港の一部のコンテナターミナル(CT)で常態化している海上コンテナ輸送車両の長時間待機について、近畿運輸局のトラック・物流Gメンから「CTも是正指導の対象」という見解が明示された。兵庫県トラック協会の海上コンテナ部会…

国交省/ドローン「多数機同時運航」普及へ、年度内に指針策定

 国土交通省は、1人の操縦者がドローン(小型無人機)を複数機運航する多数機同時運航の普及拡大に向け、運用に関するガイドラインを策定する。関係者などで構成するスタディーグループ(勉強会)で取り組み事例や課題を踏まえ、年度末…

クリエロジプラス、マルチ型倉庫が完成

 穴吹興産(穴吹忠嗣社長、高松市)を中核会社とする、あなぶきグループで物流アウトソーシング(外部委託)事業を手掛けるクリエ・ロジプラス(植丸耕治社長、同)が高松市春日町に建設していたマルチテナント(複数企業入居)型営業倉…

クレディセゾン/請求代行サービス、運送業者むけ提案強化

 流通系カード大手のクレディセゾンは、企業向けの請求・代金回収代行サービス「セゾンインボイス」の運送事業者向け提案を強化している。運賃・作業料金などの売掛金を支払期日前に調達でき、手数料も抑えられることから、運送業界での…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap