物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

吉田運送、遮熱塗料ヘッドに採用 赤外線吸収 CO2削減

物流企業

2016/12/08 0:00

 【茨城】吉田運送(吉田孝美社長、茨城県坂東市)は、トヨタ自動車が独自に開発した遮熱塗料を同社のトラクタヘッドに採用しており、今後、全車(30台)に導入していく方針だ。既に2台への塗装を終えており、CO2(二酸化炭素)排出量の削減につなげていく。  従来の車両塗装では、カラーベース中のカーボンブラックが赤外線を吸収し、体表面温度が上昇していたが、サーモテクトライムグリーンの色素を塗装することで、カラーベース中の大粒径酸化チタンが赤外線を反射。  同様の色素を塗装した車両については、トヨタ自動車がプリウスに限定して販売している。吉田運送でもサーモテクトライムグリーンのプリウスを社用車に導入し、同社が指定管理者として選定されている「佐野インランドポート」(2017年秋にオープン)の利用促進のためのPRシールを貼ちょう付ふしている。  吉田社長は「もともと当社のイメージカラーであるイエローの色合いに近く、すぐに導入を決めた。エコで未来的なイメージを与える色合いのため、顧客へのイメージアップにもつながるのではないか」と話している。(谷本博) 【写真=サーモテクトライムグリーンのプリウスを社有車に導入】





本紙ピックアップ

フジHD、整備工場28カ所→50カ所

 フジホールディングス(松岡弘晃社長、東京都港区)は3年以内をメドに、グループの整備工場を現行の28カ所から50カ所に増やす。拠点や車両数の増強も図っていくが、整備拠点の拡充を優先し、安定した輸送サービスの提供につなげる…

日野・ふそう、生産拠点を3カ所に集約

 経営統合を進める日野自動車と三菱ふそうトラック・バス(カール・デッペン社長兼CEO=最高経営責任者、川崎市中原区)は、2026年4月からの持ち株会社体制への移行に伴い、日本国内に5カ所ある生産拠点を3カ所に集約する。併…

経産省、AIロボティクス戦略骨子

 経済産業省は8日、AI(人工知能)ロボティクス戦略の方向性の骨子を取りまとめた、と発表した。対象範囲のほか、AIの高度化やSDR(反響型インサイドセールス)の潮流を踏まえたサプライチェーン(SC、供給網)の在り方、先行…

富士ロジテックHD、「地域集中戦略」加速

 富士ロジテックホールディングス(鈴木庸介社長、静岡市葵区)は、神奈川県の一部エリアで物流拠点の開設を推進する「地域集中戦略」を加速させる。10月から、厚木市で「厚木三田第2ロジスティクスセンター」が本格稼働。県内の拠点…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap