藤森運輸、倉敷ラップトラ出発 市長が観光PRに謝意
物流企業
2016/12/05 0:00
【岡山】藤森運輸(藤森元則社長、岡山県倉敷市)は、倉敷地区の観光資源をボディーにラッピングした大型トラックを導入し、11月22日に倉敷市役所で出発式を行った。創業55周年事業の一環。出発式には伊東香織市長も出席して観光PRへの貢献に謝意を示した。(江藤和博) ラッピングトラックは大積載量13.5トンのウィング車で、ボディー左側面に倉敷美観地区、右側面に瀬戸大橋、後方には児島ジーンズをデザイン。仕上がりを奇麗にするため、ブロックごとに分けてフィルムを作成し、近距離で見ても石畳などの質感が細かく再現されている。デザインは専門家によるもので、配色にも気を配った。費用面では、トラックディーラーやラッピング製作会社、児島商工会議所が協賛した。 藤森運輸では5年ほど前に倉敷の観光資源をラッピングした2トン車を2台導入したが、大型車は今回が初めて。新型ラッピングトラックは主に自動車部品を積んで、東海・九州地区を中心に全国を運行する。 出発式で、藤森社長は「当社は1962年に倉敷市児島地区で創業し、2016年で55年目を迎えた。お客さま、地域第一を企業理念に様々なことにチャレンジし、今回ラッピングトラックを購入した。この車両が全国を駆け巡り、倉敷のイメージアップにつながればと心を躍らせている」とあいさつ。 また、伊東氏は「本当に素晴らしいラッピングトラックで、市(所有)の車両と思えるほど。心より感謝している。今日22日は、いい夫婦の日だが、55周年が藤森運輸さんにとって『ゴーゴーの年』になるよう願っている」とエールを送った。 新型車の乗務員、森上俊之氏が「無事故・無違反・無災害で安全に走行していく」と宣言し、市役所を出発。集まった市役所の職員、藤森運輸の社員、ディーラーの担当者らが拍手で見送った。 【写真=倉敷美観地区をデザインしたトラックの前で握手する伊東市長と藤森社長(左から5人目)】