物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

京ト協/チャレンジ里山体験、銀閣寺裏山で森づくり 環境保全大切さ学ぶ

団体

2016/12/01 0:00

 【京都】京都府トラック協会(金井清治会長)は11月20日、京都市左京区の銀閣寺裏山の国有林一帯で、トラックの森づくり事業「チャレンジ里山体験2016」を実施した。2011年から取り組んでいるもので、近隣に住む子供たちが参加。今回は、周辺の植栽状況を踏まえてオオモミジなどの広葉樹105本を植樹するとともに、初回に植えたアカマツ周辺のひこばえ切り、木工工作体験を通じて、環境保全の大切さを学んだ。(落合涼二)  藤田周士副会長が「これまでの環境対策は、主に環境を汚さない事業や、排気ガスを出来るだけ出さないエコドライブに重きを置いてきた。一方、トラックの森づくりは対症療法的な活動から一歩進み、環境を積極的に奇麗にする取り組み」と説明。  その上で、「これまで5年間、銀閣寺山の国有林を中心に行ってきた。年々エリアが広がり、これまで植えてきた苗木は大人の背丈を超えるまで伸びており、成長が待ち遠しい。今日一日を存分に楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。  環境対策委員会(平島竜二委員長)の国友貴之副委員長も「森の役割は、CO2(二酸化炭素)を吸収し、酸素を排出すること。植樹事業の主役である子供たちが、森の働き、水の大切さを知り、自然に触れることで、心豊かな人に育って欲しい」と述べた。  京都府トラック協会の青年部会(三木昇会長)及び女性部会(室戸礼子部会長)のメンバーも協力。林野庁京都大阪森林管理事務所や環境学習活動を行う市民グループ、フィールドソサイエティー(久山喜久雄代表)のサポートを受けながら、鳥の巣箱づくり、木製の簡易ベンチ製作などに初めてチャレンジした。  最後に、京ト協青年部会の建口和矢副部会長が「トラックの森づくりは、五山の送り火で使用するアカマツを植えたり、育てたりすることで、地球環境に加え、京都の伝統文化も守る。今後も継続していくので、協力をお願いしたい」とあいさつした。 【写真=オオモミジの苗木を植える子供たち】





本紙ピックアップ

暫定税率廃止法が成立

 ガソリン税(揮発油税)の暫定税率廃止法が11月28日の参院本会議で可決、成立した。ガソリン税での12月31日の廃止を規定するとともに、軽油引取税でも2026年4月1日に廃止することや、軽油の旧暫定税率廃止に当たって運輸…

農水省「備蓄米放出」、倉庫会社に保管料支援

 農林水産省は、政府備蓄米の放出に伴い本来の保管料を収受できなかった倉庫会社への支援を決めた。2025年度末までの保管料に加え、当初見込んでいなかった運送費用や、出庫を急いだことで生じた経費を支援する。その上で、同省は備…

車体課税見直し報告書、自治体の財源維持を

 総務省が設置している地方財政審議会の自動車関係税制のあり方に関する検討会(小西砂千夫座長、地方財政審議会会長)は11月21日、自動車の車体課税の見直しに当たって報告書を取りまとめ、地方自治体の財源として、引き続き重要な…

自動運転「L4」実用化PT、導入ガイドブック公開へ

 レベル4(L4、特定条件下での完全自動運転)トラックの2030年ごろの実用化に向け、大型車メーカー、大手物流事業者などで構成するプロジェクトチーム(PT)は、技術開発と走行環境の整備に向け、新東名高速道路で総合走行実証…

オススメ記事

暫定税率廃止法が成立

 ガソリン税(揮発油税)の暫定税率廃止法が11月28日の参院本会議で可決、成立した。ガソリン税での12月31日の廃止を規定するとともに、軽油引取税でも2026年4月1日に廃止することや、軽油の旧暫定税率廃止に当たって運輸…

農水省「備蓄米放出」、倉庫会社に保管料支援

 農林水産省は、政府備蓄米の放出に伴い本来の保管料を収受できなかった倉庫会社への支援を決めた。2025年度末までの保管料に加え、当初見込んでいなかった運送費用や、出庫を急いだことで生じた経費を支援する。その上で、同省は備…

車体課税見直し報告書、自治体の財源維持を

 総務省が設置している地方財政審議会の自動車関係税制のあり方に関する検討会(小西砂千夫座長、地方財政審議会会長)は11月21日、自動車の車体課税の見直しに当たって報告書を取りまとめ、地方自治体の財源として、引き続き重要な…

自動運転「L4」実用化PT、導入ガイドブック公開へ

 レベル4(L4、特定条件下での完全自動運転)トラックの2030年ごろの実用化に向け、大型車メーカー、大手物流事業者などで構成するプロジェクトチーム(PT)は、技術開発と走行環境の整備に向け、新東名高速道路で総合走行実証…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap