栃ト協鹿沼支部、市と緊急輸送協定 支部の対応明確に
団体
2016/11/17 0:00
【栃木】栃木県トラック協会の鹿沼支部(吉高神(きっこうじん)健司支部長)と鹿沼市は8日、災害時の緊急物資輸送協定の締結式を行った。吉高神支部長のほか、船木康弘副支部長が出席した。 佐藤信市長は「4月の熊本地震では、市から被災地への物資輸送で協力してもらった。東日本大震災以降、各地で災害が相次いでいる。地元の被災だけでなく、遠隔地への輸送でも協定は不可欠だ。鹿沼支部と協力し、被害を小さくする体制を構築したい」とあいさつ。 吉高神氏は「協定締結を心待ちにしていた。緊急時に確実に物資を届けるのに必要な協定で、これで支部の対応を明確にできる。市民の期待に応え、ライフラインを維持したい」と意気込みを語った。 懇談では、栃ト協の近藤基了常務が「ドライバー不足が進み、協定が無ければいざという時に対応できない事態も予測された。現在、市内の全自治体と支部の協定締結を進めている」と説明した。(佐々木健) 【写真=協定書を手にする吉高神支部長(右)と佐藤市長】