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サンライズ産業/今期、農産物輸送を本格展開 売上高50億円突破へ舵

物流企業

2016/11/14 0:00

 【青森】サンライズ産業(工藤博文社長、青森県弘前市)は農産物輸送の本格展開や倉庫の収益改善などにより、17年8月期の売上高59億円の達成を目指す。10月27日の経営方針発表会で、工藤社長が明らかにした。  16年8月期は、大胆な経営の多角化を推進。自前の給油所と自動車整備工場をオープンさせたほか、レンタカーと中古車販売事業も始めた。しかし、売上高は、目標の53億円に対して48億円にとどまった。  今期は、本業の物流事業を強化する。3月に開設した秋田営業所(横手市)で農産物輸送を本格的に展開し、4月に取得した青森市柳川の倉庫2棟の収益改善に取り組む。また、8月に青森市に完成した浪岡第3倉庫が10月から稼働しており、新たな利益を見込める。長距離輸送の効率化や、マンション建設などの不動産業にも力を入れ、福利厚生面の充実にも注力。年4回の賞与支給に加え、退職金制度も整備した。  本紙取材に対し、工藤氏は「前期は全社員が課題を共有し、解決に向かって一丸となり取り組んだことが大きな成果。サンライズ丸という船に乗り、どこへどのように向かうのか。従業員をはじめ、金融機関や報道関係者にも明らかにすることが重要」と話す。10月末には、会社のホームページをリニューアルし、より透明性を高めた。売上高50億円突破に向け、新たな航海へ舵かじを切る。(今松大) 【写真=16年度の売上高59億円を目指す方針を発表(10月27日)】





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