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札ト協青年部会30周年、新しい世代へバトン 常識に捉われず挑戦

団体

2016/11/10 0:00

 【北海道】札幌地区トラック協会の青年部会(吉谷隆昭部会長)は10月29日、設立30周年記念式典を開き、これまでの歴史を引き継ぐとともに時代に即した変革を遂げ、新しい世代へバトンを渡していくことを誓った。  吉谷部会長は、リオ五輪陸上男子400メートルリレーの日本チームが銀メダルを獲得したことを挙げ、「賛否両論ありながらも、常識に捉われずに新しいバトンの渡し方にチャレンジしたと聞く。我々も、誰もやったことが無いような挑戦をする必要がある。失敗しても、先輩方から叱咤激励(しったげきれい)いただきながら、一歩ずつ前に進んでいきたい」とあいさつ。  札幌運輸支局の木村一支局長が祝辞を述べ、北海道トラック協会の伊藤昭人会長が「業界の人手不足は深刻な問題。このままでは将来、車を動かしたくても動かせない時代が来る。若い皆さんが知恵を出し合いながら北海道のトラック業界をどうしていくのか、物流をどう支えていくのかを真剣に考える時だ。問題を共有して積極的に活動していただきたい」と呼び掛けた。  表彰式では、吉谷氏が部会の発展、向上に寄与した功績をたたえ、大友龍之、堀川和雄、武田秀一、野村佳史、金子宜生、高輪誠、相澤雅樹の歴代部会長に感謝状を贈った。  受賞者を代表して、大友氏は「私が就任したのは1989年、バブル景気の中、日本各地で青年部会設立の動きが広がっていた。当部会がトラックの日イベントを日本で初めて開催し、大盛況だったことが思い出される。今後も皆さんには時代の変化を捉えた活動を展開して欲しい」と祝辞を述べた。  祝賀会では、札幌地区トラック協会の奈良幹男会長が乾杯の音頭を取り、祝宴がスタート。青年部会の歴史を振り返るスライド上映や札ト協のオリジナル絵本、トラック運転手のシロクマ「ランディー」シリーズ誕生の経緯などを、原作者である作家のそらさんが紹介した。(北原進之輔) 【写真=大友元部会長に賞状を手渡す吉谷部会長(左)】





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