愛知ト協青年部会、整備不良を実体験 ABS働かない車両で
団体
2016/10/31 0:00
【愛知】愛知県トラック協会の青年部会(丹羽悟部会長)は14日、中部トラック総合研修センター(みよし市)で運転の実体験研修を開いた。 部会員が率先して研修施設を利用し、社内展開を図るための取り組み。細江良枝研修委員長は、「今後、準中型運転免許の施行や、改正道路交通法に合わせた初任運転者への特別な指導でも、研修センターは大いに役立ってくる。今日は、まず自身が施設を使ってしっかり体験してもらいたい」とあいさつ。 2班に分かれ、交代でトラックと乗用車を使い実習。トラックで省エネ走行を磨いたほか、乗用車では、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が働かない車両を使ってスリップゾーンでフルブレーキを試すなど,公道ではできない体験を行った。 また、空気圧を下げたタイヤの旋回時の変形具合や、横滑り防止装置(ESC)を切っての走行を、インストラクターの運転で確認。正常な車両と比較しながら、整備不良の危険性を学んだ。 西影篤紀副部会長は、「これだけ立派な施設を多くの会員に使ってもらえるよう、まずは青年部会員が先頭に立って利用して欲しい」と呼び掛けた。(梅本誠治) 【写真=スリップゾーンでフルブレーキを試す】