栃ト協小山支部、市と緊急輸送協定を改訂 重機提供もりこみ
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2016/10/13 0:00
【栃木】栃木県トラック協会の小山支部(山中繁生支部長)は9月30日、小山市と締結していた災害時の緊急輸送協定の内容を改訂し、再調印した。新たな協定では、2015年9月に発生した関東・東北豪雨や16年4月の熊本地震の経験から、旧協定の不備を補い、被災地でのがれき撤去用重機の提供や要員の派遣、他自治体への支援などを盛り込んでいる。 調印式には山中支部長のほか、瀬下幸男、松本正人の両副支部長と松元憲一支部長代行が出席。大久保寿夫市長は「市と小山支部では、1997年7月に緊急時の輸送協定を締結していたが、現実の災害対応の中で不足している面が見つかった。締結から20年を迎える協定であり、これを機に改訂したい」と話した。 山中氏は「豪雨被害では予想もしなかった水没家具などのがれきが大量に発生した。現在、支部に所属する91社の会員で提供できる小型移動式クレーン車や重機をリストアップした。熊本地震では、我々の支援物資が全国で最も早く被災地に届けられた。これも協定の力だ」と述べ、市との連携に意欲を示した。(佐々木健) 【写真=協定書を手にする山中支部長(右)と大久保市長】