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宮城ト協仙南支部、安全パレードに協力 死亡事故の急増伴い

団体

2016/10/13 0:00

 【宮城】宮城県トラック協会の仙南支部(平良夫支部長)は9月30日、岩沼警察署が実施した「交通事故死ゼロを目指す日」の車両パレードに協力し、大型トラック3台を提供して市民に事故防止を呼び掛けた。  9月は宮城県内での死亡事故が急増し、29日までに11人が犠牲になっている。また、2016年は死者数は53人に達し、15年よりも10人上回っており、憂慮すべき事態となっている。そこで岩沼署は、秋の交通安全運動の最終日である「事故死ゼロの日」に合わせ、ドライバーや市民への交通ルール順守と安全意識の高揚を図るため、初めてパレードを企画した。  トラック、バス、タクシー業界に加え、地元交通安全協会などの関係4団体が協力して車両パレードと街頭啓発活動を行った。開会式で、佐々木幸志署長は「事故死ゼロに向けて家庭や職場、地域ぐるみでの安全運動を推進していこう」と啓発活動の推進を呼び掛けた。また、平支部長は「トラック輸送を通じて地域社会に貢献していきたい。事故防止と飲酒運転根絶に取り組み、高齢者や子供たちを守ろう」と語った。  パレードは名取市植松地内をスタート地点に、国道4号を南下して岩沼青果市場までの約4キロで実施。パトカーを先頭に広報車、タクシー、バス、トラックの順に並んで走行した。トラックには「交通安全」「人にやさしい安全運転」「今日は事故死ゼロを目指す日」などの横断幕を掲げながら、一般ドライバーや市民に事故防止をアピールした。(富田久男) 【写真=横断幕を掲げて市民に事故防止をアピール】





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