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マルエイ運輸、4つのゼロへ配送コン エネ輸運転から容器回収まで

物流企業

2016/10/10 0:00

 【岐阜】マルエイ運輸(中村滋男社長、岐阜市)は9月27日、ゼロキャンペーンのキックオフ式を開催した。主力の燃料輸送が忙しくなる下期の需要期を前に実施しているもので、「四つのゼロ」を全社の目標に掲げ、LPガス容器の配送コンテストを行った。(星野誠)  ゼロキャンペーンは、10月1日から翌年3月31日までの半年間、①交通事故・作業事故ゼロ②ガス切れ事故ゼロ③無駄な燃料ゼロ④車両汚れゼロ――を最重点目標に掲げる取り組み。中村社長は「当キャンペーンのキックオフ式は15回目で、『継続は力なり』だと実感している。今日は全従業員一丸となって四つのゼロを目指す、決意の日だ」と強調。  その上で、「都市ガスの自由化など、エネルギー業界は大きな変革期を迎えている。我が社はエネルギー輸送のスペシャリストとして、顧客に安全・安心を届けるため、配送業務の更なるレベルアップを図らなければならない」と呼び掛けた。  配送コンテストには、各営業所から1人、計5人の選手が出場。トラック運転、顧客先でのガス容器交換、保守点検、容器回収までの流れを、実際の業務に即した形で行った。選手が40点の確認項目を一つひとつ指差し呼称する様子を、審査員は真剣な表情で見守った。  2時間にわたる熱戦の結果、岡田唯選手(四日市営業所)が最優秀賞に輝き、準優勝に相当するマルエイ社長賞は伊藤二三男選手(エネルギーサービス三重)が獲得。他の3選手には敢闘賞が授与された。  澤田正二専務は「回を重なるごとにレベルアップしている。コンテスト終了後に、ガス切れ防止の保安講習会も実施したが、秋から冬の需要期に向け、いい準備ができた」と話した。 【写真=トラックからLPガス容器を降ろして運ぶ】





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