物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

備南自動車学校、物流アカデミー完成 大型免許 短期間で取得可能

産業

2016/10/03 0:00

 備南自動車学校(井上道信社長、広島県福山市)が建設を進めていた、本格的な宿泊施設を備えた研修センター「ビナン物流アカデミー」が完成した。大型自動車免許を含めて5資格を最短9日間で取得できるプロドライバー養成講座(大型合宿)を運営。宿泊施設を備えたことで、中京から九州地区まで広いエリアからトラック事業者の新人ドライバー養成を受け入れることができる。また、研修施設(講堂)は、収容人数200人と県東部では大きな規模を誇っており、トラック業界に各種セミナーでの利用を呼び掛けている。  8月末に竣工し、一般向けには既に稼働している。宿泊施設は、全室ユニットバス・トイレ付きのホテル仕様で、部屋数は2階が23、3階が24。各フロアに5人部屋が4室ずつあり、残りは全てツインユース。宿直スタッフが24時間待機しており、3階の女性専用フロアは、外部から侵入できないよう防犯設備を整えた。2階には洗濯用のランドリーを5台設置している。  1階は200人収容の講堂のほか、適性検査室、フォークリフト研修室、食堂、応接室を完備。適性検査室には自動車事故対策機構の適性診断システム、ナスバネットの端末5台を設置し、カウンセリングルームも作った。フォークリフト研修室は30人まで受講可能で、部屋のすぐ外にフォークリフト3台(3コース)をそろえ、技能講習と座学を同時に行えるようにした。  また、食堂は収容人数50人で、夜10時まで開放。食事はセルフ式で、栄養士を配置してバランスに配慮したメニューを提供する。  備南自動車学校は、最短9日間で大型、フォークリフト、玉掛け、エコドライブ講習(交通エコロジーモビリティ財団認定修了証発行)、初任診断(国土交通省認定)が取得できるカリキュラムを用意。また、運行管理者基礎講習も実施しており、中小トラック事業者は未経験者の育成だけでなく、基礎講習の受講で運行管理補助者を確保することも可能だ。  井上社長は「中小トラック事業者には、新人に短期間で必要な資格を取らせたいというニーズは強い。集中的にプロドライバーを養成する大型合宿は、交通費にもよるが、地元の自動学校で取得するより費用も安くなり、メリットは多い。ドライバー不足解消の選択肢として検討して欲しい」とアピールしている。  将来は、物流アカデミーをドライバー募集や就職の情報発信、交流の場としても活用する方針だ。(江藤和博) 【写真=全室ユニットバス・トイレ付きのホテル仕様】





本紙ピックアップ

首都高料金、10月改定

 首都高速道路は2025年12月24日、料金改定案を発表した。26年10月から料金水準を引き上げる。全車種の平均改定率は8.1%で、1㌔当たりの料金は普通車で約3円上がる。下限料金は現行水準を維持。大口・多頻度割引の割引…

物流関係予算、来年度97億円

 政府は2025年12月26日、26年度当初予算案を閣議決定した。国土交通省の物流関係予算は26億2300万円(前の年度比5%増)だが、25年度補正予算と合わせると97億4900万円を計上。4月から一定規模以上の荷主に選…

全軽自協、高速道の過度な料金負担増「不合理」 車種区分見直し受け国幹道路部会で言及

 全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)は、国土交通省が検討している高速道路の車種区分の見直しに対し、家計負担の増加や地域経済への影響、軽貨物事業者の事業継続の妨げになるといった観点から、軽自動車への「過度な料金負担増加…

厚労省/労働時間規制見直し、労使の隔たり埋まらず

 厚生労働省は、労働時間規制の見直しに向け、労使を交えた検討を進めているが、時間外労働上限規制や、年次有給休暇の取得上限日数の在り方を巡って、労使の見解の隔たりが埋まらない。2025年12月24日の労働政策審議会の労働条…

オススメ記事

首都高料金、10月改定

 首都高速道路は2025年12月24日、料金改定案を発表した。26年10月から料金水準を引き上げる。全車種の平均改定率は8.1%で、1㌔当たりの料金は普通車で約3円上がる。下限料金は現行水準を維持。大口・多頻度割引の割引…

物流関係予算、来年度97億円

 政府は2025年12月26日、26年度当初予算案を閣議決定した。国土交通省の物流関係予算は26億2300万円(前の年度比5%増)だが、25年度補正予算と合わせると97億4900万円を計上。4月から一定規模以上の荷主に選…

全軽自協、高速道の過度な料金負担増「不合理」 車種区分見直し受け国幹道路部会で言及

 全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)は、国土交通省が検討している高速道路の車種区分の見直しに対し、家計負担の増加や地域経済への影響、軽貨物事業者の事業継続の妨げになるといった観点から、軽自動車への「過度な料金負担増加…

厚労省/労働時間規制見直し、労使の隔たり埋まらず

 厚生労働省は、労働時間規制の見直しに向け、労使を交えた検討を進めているが、時間外労働上限規制や、年次有給休暇の取得上限日数の在り方を巡って、労使の見解の隔たりが埋まらない。2025年12月24日の労働政策審議会の労働条…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap