彩北自動車工場、高圧油圧ホース工場増築 サービス高度化図る
産業
2016/09/29 0:00
【埼玉】盛運(秋山正明社長、埼玉県羽生市)の100%出資の子会社、彩北自動車整備工場(同社長、加須市)が本社敷地内に増築を進めていた高圧油圧ホース工場と倉庫の落成式が13日、関係者多数を招いて開かれた。高圧ホースを搭載した出張修理トラックも導入するなど、顧客サービスの一層高度化を図る。 「トラックを止めない」をキーワードに、土、日曜日も工場を稼働させる同社は、大型トラック対応の民間車検場として県北エリア最大規模を誇る。創業から12年間で徐々に敷地面積を広げ、1万平方メートルの土地に多くの架装ブースを確保、最大6台まで同時整備を可能としている。 秋山社長は「開設後、12年あまりでスタッフも30人体制まで増強した。(盛運としては)40年前からブリヂストンとの付き合いが始まり、これまで当工場でも多くの工作機械を導入してきた。今回の最新鋭の高圧油圧ホースの採用により、整備や修理時間の大幅な短縮につながる。これを契機として、更なるサービスの高度化を図る」と意欲を示した。 ブリヂストンフローテック(加須市)の高野伸和社長は「盛運グループは地域に根差しながら、広域配送ネットワークを構築している。その中、彩北自動車整備工場は、まさに県北部エリアでの大型工場として飛躍されている。今回、更なる近代化を図られたことは、加須市内に本社を置く企業同士として大いなる誇り」とエールを送った。(谷本博) 【写真=高圧油圧ホースを搭載した出張修理トラックも導入】