小田原ドライビングスクール、運転適性診断を開始 農業技術ベトナム輸出計画
産業
2016/09/22 0:00
神奈川県公安委員会指定の小田原ドライビングスクール(秋山実社長、神奈川県小田原市)は、8月から運転適性診断を開始している。また、出張を含む企業講習も実施。教習所のノウハウを生かし、運送事業者の安全性向上をサポートしている。 同校では普通自動車、二輪車に加え、県西地区で唯一、中型、大型、けん引、大型特殊の運転免許が取得可能。中でも大型特殊の運転免許が取得可能。中でも大型特殊は、免許を取得するとフォークリフト技能講習の時限数が短縮されるメリットがある。 国土交通省の認定を受け、8月からは運転適性診断も始めた。適性診断は貨物自動車事業輸送安全規則により、トラックドライバーに受診が義務付けられている。安全運転に重要な運転者の性格、運転態度、認知・処理機能や視覚機能について、心理と生理の両面から各種診断を行うものだ。運転上マイナス作用する特性があれば、それを明らかにするとともに、きめ細かな助言・指導を行う。 初任診断、適齢診断(65歳以上)、特定診断、一般診断があり、火・木曜の午前9時と午後1時から実施。受診日の1カ月前から予約できる。 企業講習もトラック、バス会社に好評だ。経験豊富なベテラン講師による講習で、来校と出張の2種類がある。運転技術だけでなく、メンタル面やうっかりミスの防止などを指導。運送会社の車種に合わせた講習を行うのも特徴で、大型トレーラの出張運転指導を実施したこともある。 出張講習はこれまでに1500人以上、来校講習も2015年は230人の受講実績があり、大半がトラック事業者だ。出張は県内にとどまらず、関東地方全域が対象。 秋山社長(43)は「各社の指導長クラスの受講も少なくない。運転技能や知識を備えている指導長クラスには、『教え方』のポイントを中心に指導している。運送会社内に多くの安全教育のプロを育てることで、社会全体への安全の浸透を図っていきたい」と話している。(吉田英行) 【写真=運送会社の車種に合わせた講習を行う】