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中島運送、理念伝承に重き置く 家族一丸新たなスタート

物流企業

2016/09/19 0:00

 【愛媛】世代交代に向け、着々と準備を進めている中島運送(山崎政文社長、松山市)。家族の絆を柱に据え、技術と共に理念の伝承に重きを置いている。  組織を運営する上で、山崎社長(55)が最も大事にしているのが人材だ。「厳しい労働環境はドライバーの健康状態に影響し、事故の要因になる。取引環境の改善は会社を存続させるために重要な課題であり、社員が安心して働ける土壌をバトンタッチするまでに整えたい。思い切った変革も辞さない構えだ」と語る。  創業者の山崎紋一氏(故人)から数えて、3代目を継ぐ予定となっているのが山崎雅司取締役(26)。高校卒業後、2011年に入社した。ドライバーとして乗務を重ねる中で、「この仕事は、ただ荷物を運ぶだけではない。何のための荷物であり、何のためにトラックで運んでいるのかを考えるようになり、奥深さが分かった」と実感。  更に、「考える余裕が生まれるようになり、会社は人次第だということが見えてきた。ドライバー希望者がいなくなっているのには理由がある。業界全体を変えることはできないが、会社の魅力をつくり出すことはできる」と、管理者としての心構えも芽生え始めている。  4日には、雅司氏と妻・美帆氏(26)の結婚披露宴を盛大に開き、親族や友人、恩師、自社の関係者だけでなく、大勢の同業者や取引先など計260人を招待した。母の八生取締役(55)は、「創業67年の感謝の気持ちを表すとともに、若い二人に人とのつながりの大切さを知って欲しかった」と思いを伝える。  「築き上げたものを受け継ぐために、自分自身が大きくならなくてはいけないと感じた。何よりも、披露宴に来てくださった皆さんに感謝したい」と雅司氏。事務員として事業に関わる美帆氏も、「温かい関係性も受け継ぎながら、支えていきたい」と述べ、家族一丸で新たなスタートを切った。(矢野孝明) 【写真=(左から)山崎社長、雅司取締役、美帆氏、八生取締役】





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