ティーエスロジテック、ラップトラお披露目 長岡京ガラシャ祭 近畿一円配送しPR
物流企業
2016/09/19 0:00
【京都】ティーエスロジテック(奥村司社長、京都府長岡京市)では、トラックのボディーを活用し、長岡京市が毎年11月に開催する「長岡京ガラシャ祭」をアピールしている。5日には同市役所で、中小路健吾市長らを前にお披露目し、知名度アップを誓った。 長年愛用してきたトラックを少しでも飾ろうと考え、資材購入などで付き合いのあるラッキーリバー(吉川愛社長、八幡市)に相談し、ボディー両面に社名を大きくラッピング。リアパネル部分が寂しかったため、長岡京市出身の奥村社長が8月上旬、市に対し、トラックを使った地元PRを提案。市も宣伝方法を考えていたため、両者の思いが一致し、実現した。 デザインには、勝竜寺城公園の写真を背景に使用。「愛と感動の物語長岡京ガラシャ祭」「お玉ちゃんの長岡京市散策」という文言とともに、長岡京ガラシャ祭をPRするために活動するマスコットキャラクター、お玉ちゃんのイラストも入れた。 長岡京ガラシャ祭は、1992年に市民から、細川忠興に嫁いだ明智光秀の三女、玉のこし入れの様子を再現する行列巡行開催が提案されたことを受け、始めたもの。時代衣装をまとった行列が、長岡第六小学校から勝竜寺城公園までの3キロを歩く。行列の出発地点と終着地点に設けられた特別会場では、ステージショーや模擬店なども出店し、イベントを盛り上げており、2016年は11月13日に予定されている。 ラッピングは近畿一円を配送する3トン車に施され、「会社だけでなく、市の看板も背負うことになり、一層運転に気を付けるようになった」(奥村氏)。 同社は1999年、人材派遣会社として設立。2007年に一般貨物自動車運送事業の許可を取得した。現在は4トン車を中心に45台を保有し、建材関係や飲料、食品を取り扱う。奥村氏は「市を広くPRすることで、社会的信用も高まる。効果が得られるようなら、ラッピングトラックを増やしていきたい」と話している。(落合涼二) 【写真=3トン車のリアパネルを活用。マスコットキャラクターのイラストも】