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熊交グループ/全社員研修・熊本大会、マナー&法令順守徹底

物流企業

2016/09/19 0:00

 熊本交通運輸(住永金司社長、熊本県益城町)を中核とする熊交グループは11日、「プロとして誇れる社員になるぞ」をスローガンに全社員研修会熊本大会を開いた。マナーアップとコンプライアンス(法令順守)の徹底強化を掲げた同大会には、ドライバーら400人が参加。7月の福岡、8月の広島、沖縄など各地で開かれた大会には、全国の主要拠点、グループ企業から900人が研修に臨んだ。  住永社長は「熊本地震では、自らも被災したにもかかわらず、全社員が心を一つにし、緊急事態に対応した。発災直後、ライフラインが止まった。真っ暗闇の公共施設や避難所に自社所有の発電機を迅速に運び込んだ。素晴らしい社員を誇りに思う。社会にも大きな貢献が出来た。創業者精神の『和を以もって会社の信条と心得よ』の教えを守り、信頼され、選ばれる企業を目指そう」と述べた。  住永幸三郎最高顧問の講話に続き、住永富司専務が「利益重視の経営体質への転換とコンプライアンスの徹底」などを柱とした2016年度の業務運営方針を説明した。  交通安全講話では、熊本県警御船署交通指導係の上村晃一郎氏が「熊本地震の発生後、道路の寸断、ドライバーのモラル低下、県外車両の流入増で、交通事故が増加傾向にある」と警鐘を鳴らし、注意喚起した。  社長室の江藤弘文室長は安全マネジメントをテーマに講演。「コンプライアンスを実践していくためにも、日々、自己管理と健康管理を徹底しよう」と心構えを説いた。研修では、実施項目をはさみ、一定の間隔で全員が「挨拶(あいさつ)訓練」。部門別、個人表彰、ドライバーの無事故、無違反表彰も行われ、住永社長から表彰状と副賞が贈られた。  住永豊武会長は「熊本地震では、全国の多くの仲間から支援が届いた。本当に感謝の気持ちでいっぱい。我々はもっと仕事に誇りを持とう」と呼び掛けた。  最後に、本田登常務が講評。「あいさつ、身だしなみは仕事の基本。全員が真剣に取り組み、素晴らしい大会だった」と締めくくった。(武原顕) 【写真=部門別、個人表彰、ドライバーの無事故、無違反表彰も行う】





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