大阪自議所、近運局長らと意見交換 安全対策、全力の姿勢
団体
2016/09/15 0:00
【大阪】大阪自動車会議所(三野文男会長)は8月30日、近畿運輸局の若林陽介局長や府内の自動車関係団体の長との懇談会を行い、意見を交わした。 大阪府トラック協会からは、辻卓史会長と滝口敬介専務が出席。近畿交通共済協同組合からも小田原武理事長、藤田年雄専務が参加した。 若林氏は「私は神戸市出身であり、長年希望していた関西での勤務がようやく実現した。関西弁の良さは、難しいことや堅苦しいこともサラリと言ってのけられるところ。皆さんの忌たんの無い意見を聞かせてもらいたい」と述べた。 更に、「運輸の基本は言うまでもなく安全と安心。利用者の利益、事業の永続、労働者の安定した生活の三方よしが大切」と強調、各団体の協力を求めた。 辻氏はトラック輸送における取引環境・労働時間改善大阪府地方協議会(安部誠治座長、関西大学教授)での取り組みに触れ、運送業界の事業環境改善に向け、今後も行政の強力なバックアップを要請。 また、府内における2015年の貨物自動車による死亡事故件数が28件で全国ワーストワンとなったことを重く受け止め、汚名返上に向けて交通安全対策に全力を挙げる姿勢を示した。 更に、府による運輸事業振興助成交付金の大幅減額が続き、協会運営に大きな影響を与えていることについて、満額交付を懸命に働き掛けていることを強調。近運局の強力な『援護射撃』を求めた。(小菓史和) 【写真=「運輸の基本は言うまでもなく安全と安心」と若林局長】