品川倉庫運輸、川崎営業所で業容拡大 荷主戦略と並走
物流企業
2016/09/15 0:00
【東京】若林運送グループの品川倉庫運輸(若林権太郎社長、東京都江戸川区)は、6月に開設した川崎営業所(川崎市川崎区)を稼働させ、更なる業容拡大を目指している。既存取引先が出荷基地を移転するのに合わせ、船橋モータープール(千葉県船橋市)の一部機能を移管。荷主の営業戦略と並走することにより、パートナシップをより強固なものにする。 車庫用地を確保するのに1年程度の時間を要した。荷主が千葉に構える以前の出荷基地から船橋モータープールまでは15キロだったのに対し、川崎営業所から新しい出荷基地までの距離は3キロと大幅に短縮。今後は緊急の要請にも迅速かつ柔軟な対応が図れるほか、これを機に伝票発行を手書きからパソコン出力に切り替え、業務の効率化を実現している。当面は5台のタンクローリーを駆使して工業用アルコールの納品サービスを提供していくが、川崎エリアは京浜工業地帯を背景に大きな物流市場を形成していることから、将来的には一般貨物の取り扱いも視野に10台体制への増車を構想している。(沢田顕嗣) 【写真=将来的には一般貨物の取り扱いも視野に、10台体制への増車を構想】