ブリヂストンタイヤ、技能グランプリ開催 安全確保徹底を図る
産業
2016/09/12 0:00
ブリヂストンタイヤジャパン(真鍋利明社長、東京都中央区)は4日、静岡県で技能グランプリと生産財セールスマンコンテストを開催した。安全確保の徹底と作業品質の向上を図るとともに、タイヤメンテナンスを提案できる人材の育成を目的に実施。予選を勝ち抜いた作業員と営業担当者が全国から参加した。 グランプリは①安全作業徹底と標準化②作業の高付加価値化③ソリューションビジネス実現――を主眼に企画。1人作業の22人と2人作業の16組が出場し、最優秀賞や技能マイスター認定を目指して熱戦を繰り広げた。持ち時間は1人作業が19分、2人作業は27分で、タイヤの脱着作業を実演。一方、セールスマンコンテストには16人が参戦し、ロールプレイング形式で営業トークを披露。模擬のユーザーに新品タイヤ、リトレッドタイヤ、メンテナンスを組み合わせたトータルパッケージプラン「TPP」の効用をアピールした。 メディア向け説明会で、中道護専務執行役員は「我が社はタイヤのソリューションを提供しており、顧客の安全や環境、コストに貢献している。TPPの契約は2013年の100件が、16年上期(1~6月期)には519件と急増している」と述べた。 最優秀賞を受賞したのは、1人作業が高附健氏(ブリヂストンリテール長野タイヤセンター大橋)、2人作業は宮川卓也(同タイヤセンター大橋)、稲森浩(同ミスタータイヤマン更埴店)の両氏、セールスマンコンテストが山内友貴氏(ブリヂストンタイヤサービス東日本ひろさき店)だった。 なお、技能マイスターには高附氏が認定された。(沢田顕嗣) 【写真=持ち時間27分でタイヤの脱着作業を実演(2人作業)】