物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

パルシステム生協連、2センター機能見直し 人手不足対策を強化

団体

2016/09/08 0:00

 首都圏の地域生協などが加盟する連合会組織のパルシステム生活協同組合連合会(石田敦史理事長)は、物流の品質向上や効率改善と併せて、人手不足対策を強化していく。常温と冷凍の主力センター機能を見直し、事業環境の変化に対応するとともに、競争優位を創出する。  常温物流は杉戸(埼玉県杉戸町)、八王子(東京都八王子市)の両センターの効率運用に向け、エリア別に配置していたセンターを集品頻度別に再配置する。日用雑貨やドライの低頻度商品が八王子センター、同じく高頻度商品は杉戸センターと機能を分担。八王子センターでは2017年2月、店舗物流やネット通販で導入している自動倉庫を稼働させる。  センターの運営コンセプトを見直すことにより、杉戸センターは15%の人員効率アップ(従来よりも20人削減)、13%の稼働時間改善、17%の生産性向上を実現。また、八王子センターは17年4月から9月にかけ段階的に新体制へとシフトさせ、50%の人員効率アップ(16人削減)、28%の稼働時間改善、57%の生産性向上に結び付ける。  一方、冷凍物流は17年2月から南大沢センター(八王子市)で集品ラインを増設。現在の4ラインを6ライン体制に切り替え、冷凍食品の仕分け能力を1日当たり48万点から72万点程度まで引き上げる。(沢田顕嗣) 【写真=17年2月から自動倉庫の稼働を予定する八王子センター】





本紙ピックアップ

神戸港/海コン輸送車両 の長時間待機、CTも是正指導対象

 神戸港の一部のコンテナターミナル(CT)で常態化している海上コンテナ輸送車両の長時間待機について、近畿運輸局のトラック・物流Gメンから「CTも是正指導の対象」という見解が明示された。兵庫県トラック協会の海上コンテナ部会…

国交省/ドローン「多数機同時運航」普及へ、年度内に指針策定

 国土交通省は、1人の操縦者がドローン(小型無人機)を複数機運航する多数機同時運航の普及拡大に向け、運用に関するガイドラインを策定する。関係者などで構成するスタディーグループ(勉強会)で取り組み事例や課題を踏まえ、年度末…

クリエロジプラス、マルチ型倉庫が完成

 穴吹興産(穴吹忠嗣社長、高松市)を中核会社とする、あなぶきグループで物流アウトソーシング(外部委託)事業を手掛けるクリエ・ロジプラス(植丸耕治社長、同)が高松市春日町に建設していたマルチテナント(複数企業入居)型営業倉…

クレディセゾン/請求代行サービス、運送業者むけ提案強化

 流通系カード大手のクレディセゾンは、企業向けの請求・代金回収代行サービス「セゾンインボイス」の運送事業者向け提案を強化している。運賃・作業料金などの売掛金を支払期日前に調達でき、手数料も抑えられることから、運送業界での…

オススメ記事

神戸港/海コン輸送車両 の長時間待機、CTも是正指導対象

 神戸港の一部のコンテナターミナル(CT)で常態化している海上コンテナ輸送車両の長時間待機について、近畿運輸局のトラック・物流Gメンから「CTも是正指導の対象」という見解が明示された。兵庫県トラック協会の海上コンテナ部会…

国交省/ドローン「多数機同時運航」普及へ、年度内に指針策定

 国土交通省は、1人の操縦者がドローン(小型無人機)を複数機運航する多数機同時運航の普及拡大に向け、運用に関するガイドラインを策定する。関係者などで構成するスタディーグループ(勉強会)で取り組み事例や課題を踏まえ、年度末…

クリエロジプラス、マルチ型倉庫が完成

 穴吹興産(穴吹忠嗣社長、高松市)を中核会社とする、あなぶきグループで物流アウトソーシング(外部委託)事業を手掛けるクリエ・ロジプラス(植丸耕治社長、同)が高松市春日町に建設していたマルチテナント(複数企業入居)型営業倉…

クレディセゾン/請求代行サービス、運送業者むけ提案強化

 流通系カード大手のクレディセゾンは、企業向けの請求・代金回収代行サービス「セゾンインボイス」の運送事業者向け提案を強化している。運賃・作業料金などの売掛金を支払期日前に調達でき、手数料も抑えられることから、運送業界での…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap