陸災防神奈川支部/リフト大会、浜本選手が優勝 日頃の技能競い合う
団体
2016/09/05 0:00
【神奈川】陸災防神奈川県支部(吉田修一支部長)は8月27日、フォークリフト安全運転競技大会を開催し、14社28人が出場した。日頃の業務で培った知識や技能を競い合った結果、バンテックセントラル(大崎健一社長、横浜市神奈川区)の2選手が優勝と準優勝を勝ち取った。 県内物流会社の各拠点から選ばれた選手のほか、2015年に続き、港湾職業能力開発短期大学(港湾カレッジ)横浜校の学生2人も出場した。 開会式で、同支部の坂間孝朗常務が「大会は、フォークリフト運転の知識・技能の向上と、安全意識の高揚を図ることで、労働災害防止に寄与するのが目的。 県内では昨年から労災発生件数が増加している。当支部の特別重点対策として、転倒災害予防とロールボックスパレット作業の安全確保を実施しているので、協力をお願いしたい」とあいさつ。 競技は学科(300点)、点検(100点)、運転(600点)の千点満点で採点。運転競技では、前進、後進、荷役などを減点方式で審査し、選手は真剣な表情で操作や確認動作を行っていた。 熱戦の結果、浜本省悟選手(バンテックセントラル)が優勝。準優勝には鈴木智史選手(同)、3位には青木隆一選手(ナルキュウ)がそれぞれ選ばれ、メダルと表彰状が贈られた。 表彰式で、陸災防本部の中尾陽安全管理士が「フォークリフトは荷役作業と切っても切れない存在だが、一歩間違えば重大災害につながる。特に、慣れてくると『だろう運転』に陥りやすい。大会を機に、引き続き安全運転に努めて欲しい」と呼び掛けた。 優勝した浜本氏は「自分でもびっくりしている。指導員や職場の上司、同僚が一丸となってサポートしてくれた結果。皆さんに感謝している」と話した。(吉田英行) 【写真=記念写真に納まる優勝の浜本選手(中央)、準優勝の鈴木選手(その左)、3位の青木選手(右から2人目)ら】