新成運輸、バイクチームをPR ラップトラ第1号が運行開始
物流企業
2016/09/01 0:00
【三重】新成運輸(村木尚哉社長、三重県四日市市)は8月18日、同社のラッピング車第1号となる大型トラックの運行を開始した。鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で開催される国内最大のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に復帰する「モリワキレーシング」をPRしている。(星野誠) オートバイと自動車の高性能部品の製造・販売などを行うモリワキエンジニアリング(森脇護社長、同市)が運営するモリワキレーシングは、国内外のオートバイレースで数々の栄冠に輝いた名門。近年、鈴鹿8耐には出場していなかったものの、同レースが40回目を迎える2017年には、久々の復帰を予定している。 新成運輸のドライバーがオートバイレースの出場を通じ、モリワキレーシングと縁があったため、鈴鹿8耐復帰をPRするラッピングトラックを制作することとなった。オートボディープリンターによるデザインは、トラックの左右と後面をいっぱいに使い、同チームのライダー高橋裕紀選手が走る姿をスピード感たっぷりに描いている。 村木社長は「考えに考え抜いたデザインで、満足がいく仕上がりになった。トラックは化学薬品などを積んで東京、神奈川、埼玉、千葉といった関東エリアを幅広く運行し、帰り荷を載せて東海3県に戻ってくる。運行期間は特に定めていないが、車両の手入れや洗車を怠らないドライバーが担当なので、いい状態で長期間PRできるだろう」と説明。 また、自社としても「新成運輸は新しい広告スタイルをご提案します」とのキャッチコピーを入れ、新たなラッピング車の広告主も募集する。様々な業界・業種とタイアップすることで、トラックの魅力の、幅広い層への 村木氏は「ラッピングトラックを見た若者や子供たちが、素直に『かっこいいむ』と思ってくれることを期待している。ドライバー不足の解消は業界全体の課題だが、まずは、トラックへの憧れを持って欲しい」と力を込める。 【写真=モリワキレーシングの高橋選手が走る姿をスピード感たっぷりに描く】