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マルシン商事、新拠点月内に稼働集約し効率向上

物流企業

2016/09/01 0:00

 【千葉】医薬品配送をメインに手掛けているマルシン商事(川村紀男社長、千葉県八千代市)は9月中に、成田空港近辺に建てた芝山冷蔵配送センター(千葉県芝山町)の稼働を計画している。  同施設は敷地面積8250平方メートル、床面積1100平方メートルの平屋建て。システム建築工法を採用したことにより、中間柱が無く、広いスペースを実現した。他企業への賃貸や自社の荷物保管で利用する。  空港近辺には冷蔵倉庫が点在しており、かつ小規模のものが多く、大半の荷主が荷物を分散して保管せざるを得なかった。同社はこうした状況を改善するため荷物を1カ所に集約し、保管効率の向上を目的にセンター建設を決めた。  また、国道62号や東関東自動車道・成田インターチェンジ(IC)から近く、成田空港貨物ターミナルの南部貨物地区出口や成田空港第6ゲートに近接。空港外部の冷蔵倉庫では一番空港に近い。  営業部の川村健太課長は「冷蔵需要が伸びていることや荷主から温度管理に対する要望が多くなっていることを受け、芝山冷蔵配送センターを建設した。今後は、よりきめ細かいサービスを提供していきたい」と述べている。(高橋和平) 【写真=空港外部の冷蔵倉庫では一番空港に近い】





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