秋ト協、運転者確保へ合同面接 延べ6会場 ハローワークと共催
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2016/08/29 0:00
【秋田】秋田県トラック協会(赤上信弥会長)は16日、秋田市でハローワーク秋田との共催による「トラックドライバー募集」合同面接会を開催した。19日には大館市、22日には大仙市でも実施。ドライバー確保に向けた合同面接会をトラック協会が主催するのは、全国的にも珍しい。2016年度は2回、延べ6会場での開催を計画している。 ドライバー不足に悩む会員企業に対する後方支援の一環として、14年度から実施。初年度は秋田市の一つの会場での開催だったが、好評だったため、15年度は会場に大館市と大仙市を加え、県内3カ所で実施した。 その結果、計54人の求職者が参加し、そのうち7人が会員企業に採用された。こうした成果を踏まえ、今年度は更に開催回数を増やした。 参加要件は、ハローワークに求人票を出している企業に限定し、ハローワークがトラックドライバー職を希望する求職者(登録者)を募集。面接会当日には、参加企業が会社概要や募集内容を説明した後、個別面談コーナーでマッチングを図るシステムになっている。 16日の秋田会場には、会員企業5社がブースを構え、7人の求職者が参加。開会に当たり、三杉孝昌専務が「募集に当たっては、求職者の皆さまに運送業界の実態や将来展望を理解してもらう必要がある。そのためには、企業側から提供する経営方針や業務内容などを聞いてもらい、疑問や不安などに応えたい」と趣旨を説明。「物流は県民生活や経済活動に重要な役割を担っている。ぜひ業界に入って、活躍することを願う」と述べた。 その後、各企業が5分間の会社説明を行い、各ブースで個別面談に応じた。 参加したある企業は「ドライバー確保が困難な中、こうした取り組みはありがたい。今後も続けて欲しい」と話している。 なお、大館会場は5社、大仙には7社が参加した。(黒田秀男) 【写真=各ブースで個別面談を実施(秋田会場)】