野呂水産運輸/GENKIフェスティバル、次々ゾンビに早変わり チャリティー展開
物流企業
2016/08/29 0:00
【三重】野呂水産運輸は21日、熊本地震の被災地を支援するチャリティーイベント「GENKIフェスティバル」を本社で開催し、四日市市花火大会の見物客など1万5千人を集めた。野呂忠生社長らが扮する「ゾンビ軍団」も登場し、会場を大いに盛り上げた。 同イベントは、地元中学校の卒業生で結成し、野呂社長と野呂昭暢常務も参加している富洲原エキサイティングCLUB(坂口誠会長)が企画・運営。東日本大震災発生直後の2011年夏、被災地支援のためにスタートし、6回目の今年は、4月に起きた熊本地震の復興支援を目的に行った。収益は日本赤十字社を通じ被災地に寄付される 野呂社長は「過去に5回行い慣れたこともあって、運営の手際が良くなってきた。我が社だけではできない、地元の仲間たちの協力あってこそのイベント」と強調。野呂常務も「回を重ねるごとに認知度が高まり、参加者が増えている。3日には名古屋市でFM番組に出演し、来場を呼び掛けた」と明かした。 大型トラックの荷台を利用したステージでは、女性ダンスチームがパフォーマンスを繰り広げ、ロック・フォーク音楽や、和太鼓が演奏された。パール運送(三重県津市)の吉野学社長も前回に続いて参加し、R&Bバンド「ヒーローズ・ギャング」のドラマーとして、ベン・E・キングの名曲「スタンド・バイ・ミー」などを熱演した。 また、会場には無料でゾンビメイクを施すコーナーが開設され、来場した子供たちなどが次々とゾンビに早変わり。野呂社長と坂口会長らエキサイティングCLUBのメンバーも顔が緑色のゾンビに変身し、イベントを盛り上げた。 ゾンビメイクを発案した坂口氏は「来場者も含め一人ひとりを主役にしようと、ゾンビを思い付いた。来年は会場をゾンビで埋め尽くしたい」と話した。野呂社長も「アイデアを聞いて多少の不安はあったものの、実際にやってみると面白かった。我々と来場者が一緒に楽しむことで、地域活性化につながれば」と、緑色の笑みを浮かべた。(星野誠) 【写真=野呂社長(左端)らゾンビ軍団が会場を盛り上げ】