ヨコウン、J-クレジットを購入 10トン分環境保全活動の一環
物流企業
2016/08/18 0:00
【秋田】ヨコウン(塩田充弘社長、秋田県横手市)は5日、二酸化炭素(CO2)の削減に向けて、横手市・森林組合森林吸収共同プロジェクト推進協議会(高橋大会長、横手市長)が発行するJ-クレジット(植林・森林保護の権利)を10トン分購入した。同日、認証式が行われ、備前雄一・横手森林組合代表理事組合長らが見守る中、高橋市長から塩田社長に購入証明書が交付された。 同社はCSR(企業の社会的責任)の一環としてグリーン経営認証を取得するなど、環境保全活動に力を入れている。環境関連法規・条例を順守するとともに、アイドリング・ストップやエコドライブの実践、低公害車の導入など、 しかし、こうした取り組みにも限界があるため、削減 できないCO2の一部を、J-クレジットを購入し、森林の吸収によりオフセット(相殺)する試み。 塩田氏は「温室効果ガスの削減に取り組んでいる。横手で発行するクレジットを購入することで、地域の森林振興につながる。物流企業として環境に配慮した仕組みづくりを考え、社会的責任を果たしたい」と話した。(黒田秀男) 【写真=購入証明書を手にする塩田社長(中央)】