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三和倉庫、川崎に自動ラック倉庫 保管能力増強&高機能化

物流企業

2016/08/18 0:00

 三和倉庫(鷹見伸佳社長、東京都港区)は、保管能力増強と高機能設備の導入を進める。2018年4月をメドに、川崎事業所(川崎市川崎区)に危険物自動ラック倉庫を新設。大宮事業所(さいたま市北区)でも、17年春に普通品倉庫を稼働させる。保管効率を高めるとともに、自動化で労働力不足対策や安全衛生水準の向上にもつなげ、中長期的視点で増収増益体制を目指す。(吉田英行)  同社では、16年度から4カ年の中期経営計画を始動させている。主な施策は①保管能力増強と、設備の高機能・高付加価値化②危険物・医薬品などとの組み合わせによる一般貨物の取り扱い拡大③再保管先を一本化した元請け化④経営基盤の強化――など。  保管能力増強では、川崎事業所に危険物自動ラック倉庫を建てる。保管面積1千平方メートルの常温倉庫で、汎用(はんよう)的な化学品の需要を見込む。17年度中をメドに工事に着手する。  自動ラックを採用することで、保管効率を高めるとともに、深刻化する労働力不足に対応。荷役の自動化によりフォークリフト事故などを減らし、現場の安全衛生水準も向上させる。併せて誤出荷を防ぎ、品質もアップ。庫内での格納作業の自動化・効率化で、時間外労働の抑制にもつなげる。  更に、大宮事業所に普通品倉庫を建設するほか、荷主ニーズに応じて温度管理設備を導入するなど、施設の高機能化と高付加価値化を図る。  同社は危険物、医薬品、毒劇物の取り扱いを得意とするが、一般貨物の取り扱いも多い。そこで、危険物に相当しない化学品や、危険物・医薬品に関連する雑貨といった一般貨物の取り扱いも前面に押し出し、荷主に対しトータルでの管理のメリットを積極的に提案していく。  また、全国20カ所の再保管先との連携を強化。三和倉庫が元請け窓口となり、ワンストップで荷主ニーズに対応するサービス体制を整え、顧客満足度(CS)向上を図る。  更に、親会社の日本曹達グループの未開拓分野の取り込みを進めるとともに、提案営業の推進で売り上げの7割を占める外販も拡大する。  このほか、専門知識を持つ「化学品アドバイザー」が各事業所を回り、化学品の特性に応じた取り扱いを指導する制度を設け、人材育成に取り組む。  大内誠・取締役上席執行役員は「中計の期間中は減収減益が見込まれるものの、20年の創業70周年と、それ以降の将来を見据え、中長期的な視点で増収増益体制を構築していく」と話している。 【写真=危険物自動ラック倉庫を新設する川崎事業所】





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