北海道高速安協、運転中スマホ根絶へ 輪厚PAで街頭啓発
団体
2016/08/11 0:00
【北海道】北海道高速道路交通安全協議会(伊藤昭人会長)は4日、北海道警察高速道路交通警察隊(大野富穂隊長)や東日本高速道路北海道支社(川添卓司支社長)らと共に北海道縦貫自動車道(道央道)・輪厚パーキングエリア(PA、札幌方面)で、運転中のスマートフォン(スマホ)操作や居眠り防止、飲酒運転の根絶を目的に街頭啓発を行った。 7月22日に国内配信となったスマホ向けアプリ「ポケモンGO」ブームにより、ユーザーが運転中にスマホを操作する事例が相次いでいることを受け、ゲーム使用に起因する交通事故の未然防止を呼び掛け。更に、夏のレジャーシーズンの居眠り運転や飲酒運転の防止を高速道路利用客に訴えた。 北ト協業務部の松本行則参事は「高速道路の整備や延伸によって利便性は増したが、それに伴い交通事故が増えている。更に、ゲームが配信されてから、路肩に駐車している車も見掛けるようになった。死亡事故を未然に防ぐためにも、高速道路利用者に交通安全を訴えよう」とあいさつ。 また、北海道警マスコットのほくとくんと東日本高速道路マナーアップキャラクターのマナーティーとともに、「一日高速隊員」に任命された小学生5人も参加。缶コーヒーやキャンディーなどを手渡しながら、交通安全を呼び掛けた。 北海道高速道路交通警察隊の高橋法男管理中隊長は「運転中のスマホ操作は重大事故につながるので絶対にやめていただきたい。また、サービスエリアやPA内にもポケストップ(アイテムなどを入手できる場所)やモンスターが出現しているようなので、歩きスマホによる飛び出しなどに気を付けて欲しい」と話した。(大島杏奈) 【写真=ドライバーに交通安全を訴える一日高速隊員の小学生たち】